聖籠町では、独自の奨学金【育英資金】の貸与を行っています。
・対象者は? ・借りられる金額はいくらくらい? ・利子はつくの? ・返済期間や方法は? |
など、聖籠町の育英資金貸与制度について調べました。
給付型ではなく貸与型の奨学金
聖籠町の育英資金は、給付型(もらう)の奨学金ではなく、
返済の必要な貸与型の奨学金です。
また保護者が借りるのではなく、学生本人が学費として必要な金額を借りて、
将来的に返済することになっています。
貸与額はいくら?
貸与される育英資金は、
月々定額借りる「月額」と一時的にまとまった金額を借りる「一時金」
の2種類があります。
月額貸与は、自宅通学と自宅外通学で金額が異なるほか、
一時金貸与は学校の種別により貸与額が異なり、入学年度に限られます。
<月額貸与>
自宅からの通学 | 4万円以内 |
自宅外の通学 | 6万円以内 |
<一時金>
大学 | 50万円以内 |
短大、高等専門学校、専修学校 | 30万円以内 |
貸与期間は?
貸与期間は、貸与されることが決まった月から卒業までの最短年度。
いつ支給されるの?
奨学金貸与が決まった後、在学証明書を提出します。
その後年3回(4月、9月、1月の各末日)、奨学生の金融機関口座に振り込まれます。
奨学金の対象者
聖籠町の育英資金を利用できる方は、以下の項目をすべて満たしていることが条件です。
1.聖籠町に住所がある。
2.大学、短期大学、高等専門学校、専門学校の専門課程に入学する方または在学生。
3.経済的理由により就学が困難。
4.聖籠町育英資金を一度も利用したことがない。
5.独立行政法人・日本学生支援機構や、他の地方公共団体による「貸与型」の
奨学金を利用していない、また受ける予定がない。
*貸与型との併用は不可ですが、給付型(返済不要)奨学金との併用は可能。
返済方法と返済期間
貸与終了後1年間の猶予期間を置き、その後は貸与総額に応じた返還年数で返済することになります。
なお、聖籠町の育英資金に利子はつきません。(無利子)
貸与総額 | 返還年数 | 備考 |
194万円まで | 10年 | 短大、専門学校など |
338万円まで | 15年 | 4年制大学など |
338万1円以上 | 20年 | 6年制大学など |
育英資金の申し込み方法
聖籠町の貸与型奨学金「育英資金」は、町役場子ども教育課が担当です。
提出書類を用意し、直接申し込みに行きます。
【提出する書類】
1.育英生願書 | 町HPでダウンロード可能。⇒ こちら |
2.世帯全員の住民票謄本 | |
3.父及び母または後見人の令和5年の収入などに関する書類 |
・給与所得者:令和5年分の源泉徴収票の写し ・事業者:令和5年分の確定申告書の写し ・年金受給者:年金の源泉徴収票、支払通知書等の写し |
*上記のほか、家計状況により別途添付書類の提出が必要な場合もあり。
注意事項
育英生願書提出には、「連帯保証人」2名が必要です。
(育英生願書に連帯保証人の記入欄があります)
その内訳は、
1名・・・町税などに滞納がない父または母。
1名・・・別世帯の成人。
申し込み期間
令和6年2月1日(木)~3月29日(金)まで。
*この期間外でも、家計が急変した場合など育英生の対象となる場合があるため、
随時相談を受け付けています。(子ども教育課へ)
聖籠町の育英資金について詳しくは ⇒ こちら
*ここまでは、広報せいろう2024 2月号を参考にしました。
聖籠町以外の奨学金
奨学金は、日本学生支援機構のものが良く知られており、内容も充実しています。
町以外では、新潟県でも奨学金制度があります。
新潟県の奨学金制度
新潟県の奨学金は県教育委員会が窓口となり、毎年4月中ごろ~5月中旬までが募集期間です。
新潟県の奨学金は、貸与型(要返済)の無利子の奨学金です。
募集人数は20名程度とやや少なく、経済的に大学などへの修学が困難な方が対象です。
また貸与要件として、下記の2点が必要です。
1.高校1年、2年時の成績が良好であること。
2.生計維持者の1年間の認定所得金額が、所得基準額以下。
奨学金は、最大で51,000円(私立大、自宅外生の場合)が月額貸与されます。
奨学金貸与が決まった場合、7月末ごろから支給が始まる予定です。
日本学生支援機構の奨学金
日本学生支援機構の奨学金は「貸与制」で、
・無利子の「第一種奨学金」
・有利子の「第二種奨学金」があります。
「第二種奨学金」は「第一種奨学金」に比べて、学力基準や保護者の所得による制限がゆるやかなのが特徴、そのため募集人数も多くなっています。