ガソリン代が高騰し、価格が過去最高値に!9月4日には、レギュラーガソリン1リットルの価格は全国平均で186円50銭に上昇し、47都道府県のうち、新潟県を含む41都道府県で値上がりしています。新潟県では183円50銭となっています。ガソリン価格が高い理由や、ガソリン代を節約する方法を調べました。
ガソリン価格が高い理由は?
ガソリン価格の上昇を招く原因として、需給バランスや原油価格、為替などが挙げられます。
ガソリン価格は昨年から高かったのですが、新型コロナウイルスが世界的に収束を見せ始め、
経済活動が活発化していることや、ロシアによるウクライナ侵攻で天然ガス価格が上昇し、その代わりとして原油の需要が増えたため、ガソリン価格が上昇しています。
実際原油相場は上昇し、NY原油先物相場は約9が月ぶりの高値を付けているほか、
円安ドル高が進行し、円相場は9月上旬で146円~147円の間で推移しています。
レギュラー、ハイオク、軽油の全国平均価格
レギュラーガソリンは、1リットル当たり186円50銭、
ハイオクガソリンは、1リットル当たり197円30銭、
軽油が1リットル当たり165円80銭
となっています。(2023年9月4日現在)
今回ガソリン価格が一番高いのは長野県
今回長野県のガソリン価格は、1リットル当たり194円50銭を付け、全国で最も高くなりました。
続いて、鹿児島県の192円90銭となっています。
長野県のガソリン価格が高い理由は、「輸送コストと取扱量」にあります。
内陸や山間部が多い長野県は、沿岸部の製油所から鉄道やタンクローリーでガソリンスタンドまで運ぶ際、他の地域に比べ輸送コストがかかります。
また鹿児島県でガソリンが高い理由は、離島が多いことです。
鹿児島県は「離島王国」、日本国内でも3本の指に入る離島の多さで、輸送コストがかかるためです。
政府の補助金でガソリン価格は少々下がるものの…
9月7日から、政府はガソリン価格抑制のため、石油元売り会社へ「補助金」を支給します。
補助金が支給されない場合、1リットル当たり197円30銭となるところを、
補助金が支給されると、1リットル当たり179円90銭となり、1リットル17円40銭の補助金が支給される計算になります。
補助金が支給された方がガソリン価格は安くなるので、もちろん歓迎なのですが、
それでも以前に比べて、ガソリン価格は高止まりを続けています。
ガソリン価格がもっと安くなることはないのでしょうか?
政府のガソリン価格補助金とは?
経済産業省は原油相場の高騰を受け、ガソリン価格抑制のため2022年1月から石油元売り会社へ補助金の支給を始めました。
今年1月からは段階的に補助金額を縮小してきており、9月末に廃止の方向でしたが、2023年末まで継続することが決まりました。
9月7日からの補助金支給で、ガソリン価格を1リットル180円未満に抑えるほか、
10月5日から年末までは補助率をさらに上げて、175円を超えないようにするということです。
(ここまでは、新潟日報2023年9月5日付朝刊・経済面を参考にしました)
ガソリン代を節約する方法は?
ガソリンの消費を少しでも減らして、ガソリン代を節約するにはどうしたらいいでしょうか?
まずすぐにできる対策として、車を運転する時「ちょっとしたことに気を付ける」=燃費を良くする乗り方で、ガソリンの減りを遅らせるのに役立ちます。
また、車の定期点検(メンテナンス)をこまめに行うこともおすすめです。
その他、給油する際のガソリン代の節約方法もご紹介します。
ガソリンの消費を抑える「車の乗り方」
車を運転するとき、ガソリンの減りを意識せずなんとなく乗っていませんか?
ちょっとしたことに気を付けるだけで、ガソリンの消費が抑えられます。
急発進・急ブレーキはNG
ガソリン車は発進時に、たくさんガソリンを消費します。
運転するとき、アクセルは優しく踏み込むのがおすすめです。
「急発進」「急ブレーキ」は避け、発進は緩やかに、ブレーキは早めに踏みましょう。
不要なアイドリングはやめる
駐停車する際は、エンジンを切るのがおすすめです。
と言うのも、10分間のアイドリングで約130ccのガソリンを消費するからです。
130ccというと計量カップ約3分の2弱程度ですが、毎日10分のアイドリングを続けていると、
1か月(30日)では約3,900cc、約4リットルものガソリンが無駄になることに・・・
ちなみに「アイドリングストップ条例」という法令が、大半の自治体によって施行されています。
不要な荷物は載せない
不要な荷物を車に積んだまま、車を走行させていませんか?
100㎏の荷物を載せたままの走行では、3%燃費が悪くなります。
カーエアコンを適切に使う
夏場のカーエアコンは適温設定にして、かけ過ぎには注意しましょう。
車に乗る前、車内は高温になっているので、窓やドアを開けて空気を入れ替えてから
カーエアコンをつけると、効率的に冷やすことができます。
また冬は、曇り止め以外のスイッチは触らなくてもOK。
車の暖房は、エンジンの熱を利用しているからです。
車に長く乗らないとどうなる?
ガソリンの消費を抑えようとして、車に長く乗らないで、ガソリンを「基本的に使わない」という方法はどうなのでしょうか?
これはガソリンの消費期限(使用期限)と関係があります。
実はガソリンには、使用期限と言うのは特に設けられていません。
ただし油というのは、ご存じの通り酸化しやすい性質があります。
車に長く乗らずにガソリンを入れっぱなしにしておくと、タンクの中のガソリンが酸化して、
腐敗する可能性があります。
ガソリンが傷んでしまう前に、給油した分のガソリンは消費した方がいいでしょう。
こまめな車のメンテナンスでガソリンを節約
タイヤの空気圧やエンジンオイルはチェックしていますか?
車の定期的な点検で、ガソリンの節約になります。
適正なタイヤの空気圧で車を守る
タイヤの空気圧は、走行しているうちに自然と低下していきます。
空気圧が少ないと、タイヤがたわんだり抵抗が大きくなるので当然、燃費が悪くなります。
また特に猛暑時には気を付けたいのが、空気圧の少ないタイヤで走行し続けた場合、
タイヤがバースト(破裂)しやすくなることです。
タイヤのバーストは車本体にも影響を与えるので、ガソリンスタンドへ行ったら、
月1回はタイヤの空気圧をチェックし、適正を保っておきましょう。
エンジンオイルの汚れで燃費が悪化
エンジンオイルはまさに車の潤滑油ですが、車に乗っているうち汚れてきます。
汚れたエンジンオイルは燃費を悪くするほか、最悪の場合車が動かなくなることも・・・
またエンジンオイルが適量より少ないと、エンジントラブルが起きやすくなります。
交換時期の目安としては、6か月に1回、走行距離で3000㎞~5000㎞がおすすめです。
ここまではこちらを参考にしました。⇒ 【参考】ガソリン代を節約するには?
給油する時ガソリン代を安くする方法
高いガソリン代、1円でも安く給油したいですよね。
いつもの給油方法をちょっと変えてみませんか?
あまり無理をすると、節約になるどころかかえって逆効果の場合もありますので、
できることからやってみるといいですよ。
セルフスタンドで給油
セルフ(自分で給油)のガソリンスタンドはもう一般的で、スタッフさんが手詰めしてくれるスタンドの方が少なくなりました。
セルフスタンドで給油すると、1リットル当たり大体3円ほど安くなる場合が多いようです。
また行きつけのスタンドで会員になると、「会員価格」で毎回給油できるほか、
曜日によっては特典が付くこともあるようです。
高速道路のGSは高いので避けた方が無難
高速道路のパーキングエリアでは、ガソリンスタンドが営業していますが、
緊急時以外は利用を避けるのが無難でしょう。
というのも、高速道路のGSは一般のガソリン価格より1リットル当たり10円ほど高い値段設定になっているからです。
これは輸送コストがかかることや、夜間でも営業していることなどが理由に挙げられます。
楽天カードで支払う
直接的な節約ではありませんが、給油したとき支払いを楽天カード(クレジットカード)で行うと、
カードのポイントが付くのでお得です。(楽天カード払いでポイント最大1.5倍)
使えるガソリンスタンドは、
・ENEOS
・ 出光
・コスモ石油
・キグナス
・シェルサービスステーション
などで、貯まった楽天ポイントも支払いに利用できるのでおすすめです。
【PR】年会費無料でお得な楽天カード
↓↓↓↓こちら↓↓↓↓