聖籠町会議員選挙2023は8月27日(日)投開票が行われ、最年少25歳の新人が初当選を果たし、女性議員が6名に増える結果となりました。その反面、投票率は過去最低を更新し59.04%と6割を切り、20代の立候補者の登場にもかかわらず、盛り上がりに欠けた選挙戦となりました。今回の選挙の開票結果と当選者、特徴などをご紹介します。
聖籠町議選2023の開票結果
今回の選挙の開票結果は午後11時前には大勢が判明し、下記の通りとなりました。
(得票順・当選者は赤字)
候補者名 | 年齢 | 性別 | 所属政党 | 職業 | 得票数 |
現・新 (当選回数) |
長谷川進一 | 72 | 男 | 無所属 | 農業 | 807 | 新・1 |
長谷川六男 | 69 | 男 | 無所属 | 町議 | 589 | 現・1 |
川上りな | 25 | 女 | 無所属 | アルバイト | 545 | 新・1 |
斎藤豊 | 66 | 男 | 無所属 | 町議 | 498 | 現・2 |
手嶋満 | 65 | 男 | 無所属 | 住職 | 496 | 現・2 |
青木順 | 42 | 男 | 無所属 | 町議 | 462 | 現・4 |
須貝龍夫 | 71 | 男 | 無所属 | 町議 | 415 | 現・8 |
宮沢さやか | 43 | 女 | 無所属 | 言語聴覚士 | 410 | 現・3 |
田中智之 | 58 | 男 | 無所属 | 会社役員 | 407 | 現・4 |
高崎美由貴 | 48 | 女 | 無所属 | 会社員 | 360 | 現・2 |
伊藤千穂 | 51 | 女 | 無所属 | 会社員 | 348 | 現・2 |
中村恵美子 | 64 | 女 | 日本共産党 | 町議 | 346 | 現・8 |
宮沢光子 | 70 | 女 | 無所属 | 町議 | 334 | 現・6 |
栗原博久 | 76 | 男 | 無所属 | 元衆議院議員 | 220 | 新・1 |
小川勝也 | 69 | 男 | 無所属 | 町議 | 182 | 現 |
石山清花 | 48 | 女 | 参政党 | 派遣社員 | 160 | 新 |
今回の選挙戦の特徴
今回の聖籠町議選2023の特徴として挙げられるのは、
1.幅広い世代の立候補者が出馬した。
20代から70代まで、各世代を代表するような候補者が町議選に名乗りを上げました。
*ただし、30代の立候補者はいません。
2.現職1名と新人1名が落選。
3.女性議員が6名に増えた。
25歳女性の新人が初当選し、女性議員が1名新たに加わりました。
聖籠町選挙管理委員会発表の開票結果 ⇒ こちら
25歳新人川上りな氏初当選
25歳の新人・川上りな氏が今回聖籠町議選に初出馬し、話題となりました。
川上氏の選挙戦は従来のやり方とは異なり、選挙カーをを使った街宣活動ではなく、SNSを利用した活動が中心で、若年層の票を大きく取り込んだものと思われます。
選挙活動の手法は今後、SNSを利用したものが増えていくことでしょう。
今年4月には、兵庫県芦屋市で26歳最年少市長が誕生するなど、20代で地方政治に進出する例が増えています。
川上氏の後に続いて次回2027年の聖籠町議選では、20代30代の若年層から立候補者が出ることを期待しています^^
栗原博久氏が辛勝
元衆議院議員の栗原博久氏が今年5月に聖籠町に移住、8月の町議選に初出馬しました。
羽越新幹線新駅の誘致などの政策を掲げ、活発に選挙戦を展開しましたが、得票数は伸びず、
最下位での当選となりました。
大物政治家の聖籠町議選参戦に、戸惑う町民も少なくなかったかもしれません・・・
ちなみに栗原氏は76歳と、今回最年長の町議となりました。
参政党公認の石山氏健闘及ばず
今回初出馬の参政党公認候補・石山清花(さやか)氏は、選挙カーを使った積極的な選挙活動を行いましたが、当選ならず涙をのんだ結果となりました。
石山氏が当選すれば、聖籠町議会の女性議員は計7名となり、定員の半数が女性議員で占められることになったのですが、力及ばず、残念です。
あえて言うなら、参政党自体も含めまだまだ知名度が不足していたかもしれません。
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