おもちゃは赤ちゃんの手や口に直接触れるもの、インフルエンザなど感染症を防ぐためにも、
清潔なおもちゃで遊ばせたいですよね。
普段からおもちゃは消毒や掃除、洗浄でお手入れをし、感染症ごとのおもちゃの
消毒方法を覚えておくと良いでしょう。
感染症別・おもちゃの消毒方法
おもちゃに付着したウイルスや菌で、風邪はもちろんインフルエンザやノロウイルス、
新型コロナウイルスなどの感染症にかかることがあります。
感染症のウイルスによっては、アルコール消毒が効かない場合も・・・
ウイルスや菌の性質を知って、効果的におもちゃを消毒しましょう。
インフルエンザの場合
インフルエンザウイルスは、濃度60~90%のアルコール消毒液に弱い性質があります。
インフルエンザウイルスの場合、おもちゃはアルコール消毒がおすすめです。
もちろん、市販のアルコール消毒液を使って構いません。
パパママ、赤ちゃんの手指やよく手で触れる箇所
(ドアノブや電気のスイッチ、リモコン、ベビーカー、おもちゃや絵本など)はもちろん、
室内のあらゆる箇所をこまめに消毒することをおすすめします。
また肌が弱い方のインフルエンザ対策には、残留性の少ない「次亜塩素酸水」
の除菌液がおすすめです。
新型コロナウイルスの場合
新型コロナウイルスの場合もインフルエンザ同様、濃度60~90%のアルコール消毒液を
使うのがおすすめです。
前述の手ピカスプレーなど、市販の消毒用アルコールをお使いください。
また肌が弱い方の新型コロナウイルス対策にも、「次亜塩素酸水」の除菌液がおすすめです。
ノロウイルスの場合
ノロウイルスは、アルコール消毒が効かずあまり効果を期待できないとされています。
ノロウイルスの場合は、85度1分間以上の加熱(熱湯消毒)または塩素系漂白剤
(次亜塩素酸ナトリウム液)がおすすめです。
ただし、熱湯消毒はできるものとできないものがあります。
熱湯消毒に向いているのは、ふきんやタオルなどの布製品や包丁、まな板などの調理器具です。
おもちゃでは、布製のおもちゃや木のおもちゃで熱湯消毒が活用できそうです。
熱湯のかけ過ぎによるおもちゃの変質にご注意ください。
また次亜塩素酸ナトリウム液は。キッチンハイターなどの塩素系漂白剤を使って作ります。
消毒液の作り方は、5%濃度の塩素系漂白剤キャップ1杯に対し、
普段のおもちゃの消毒(0.02%)には、水5リットルを使い250倍に希釈します。
また、ノロウイルス感染者の嘔吐物などに汚染された場所の消毒(0.1%)には、
水2リットルに対しキャップ2杯を入れ、50倍に希釈します。
こちらのページで詳しく紹介されています。⇒ 防ごう!ノロウイルス(遠軽町ホームページ)
ヘルパンギーナの場合
ヘルパンギーナの場合、アルコール消毒があまり効かないとされています。
どの感染症もそうですが、まず石けんで手洗いを徹底させましょう。
ヘルパンギーナでは、次亜塩素酸ナトリウム液で消毒するのがおすすめです。
消毒液は500mlのペットボトルに水を入れ、塩素系漂白剤をペットボトルの
フタ半分くらいまで入れ、水と混ぜ、よく振ったものを作ります。
室内のよく触る箇所にスプレーしたり、ふき取り消毒をしましょう。
また「次亜塩素酸水」の除菌液もおすすめです。
こちら >>希釈せずにそのまま使える次亜塩素酸水、除菌水ジーア
プール熱の場合
プール熱は、アデノウイルスが原因で起こる感染症の一種です。
アデノウイルスは感染力が強いため、対策をしないとたちまち感染拡大してしまいます。
アデノウイルスも、アルコール消毒の効き目はあまり期待できません。
前述のヘルパンギーナ同様、塩素系漂白剤を使った消毒または、
「次亜塩素酸水」の除菌液がおすすめです。
こちら >>希釈せずにそのまま使える次亜塩素酸水、除菌水ジーア
RSウイルスの場合
RSウイルスが原因で起こる、乳幼児の呼吸器系感染症です。
軽い風邪のような症状から、肺炎を伴い重症化するケースもあります。
RSウイルスは手指や、おもちゃなど周囲にあるものから感染が広がるため、
感染を防ぐにはうがい手洗いはもちろん、室内でよく触る箇所の消毒が欠かせません。
RSウイルスは消毒に対する抵抗性が弱く、こまめな消毒が効果的とされています。
アルコール消毒や、塩素系漂白剤を使った次亜塩素酸ナトリウム液の消毒がおすすめです。
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普段のおもちゃの消毒、掃除、洗浄方法・基本はこの3つ
おもちゃを清潔に保つためには、
・水洗い
・天日に干す
・除菌と消毒
が基本的な方法です。
おもちゃを傷めないために、素材や形、性質などによって掃除方法の選び方は異なります。
各掃除方法を詳しく見ていきましょう。
水洗い
布製のおもちゃやぬいぐるみなどは、水洗いできるものが多くなっています。
水洗いだけでなく、石けんや洗濯用洗剤を使っての洗浄ができるものもあります。
水でおもちゃを洗浄する方法は、ダニやハウスダスト対策にもおすすめです。
ただし、木製のおもちゃなどは水洗いに不向きです。
おもちゃの取扱説明書をを読み、水洗いできるおもちゃなのかどうか
確認してみると良いでしょう。
UV除菌や温風除菌
おもちゃを除菌すると言っても、UV除菌や温風除菌、除菌グッズを使った除菌など、
いろいろな除菌方法があります。
UV除菌は、紫外線を当てて菌やウイルス、カビなどを死滅させる方法です。
温風除菌は、温風でおもちゃを乾燥するときに菌やウイルスを飛ばす方法で、
ほこりなども一緒に飛ばすことができます。
いずれの方法も、水洗いが難しいタイプのぬいぐるみや木製のおもちゃなどの除菌に
利用されます。
除菌グッズを使った除菌
除菌シートや除菌スプレー、酸素系漂白剤を使った除菌方法です。
除菌グッズを使う場合、ノンアルコールのものを使います。
赤ちゃんや子どもの肌は敏感で、使用する除菌グッズによっては肌荒れを起こす
可能性があるためです。
赤ちゃんはすぐにおもちゃを口に入れたりするので、
肌への刺激が少ない「精製水を使ったノンアルコールタイプのウエット除菌シート」は、
安心して使うことができます。
またおもちゃの除菌に使う除菌スプレーは、
「ノンアルコールタイプで、なおかつアルカリ電解水使用」のものが安心です。
原材料は水と塩、環境にも優しいのでお勧めです。
ただし、肌に触れないように気を付けましょう。
これは除菌スプレーのアルカリ成分が、肌のたんぱく質を溶かしてしまうことがあるためです。
酸素系漂白剤で除菌
酸素系漂白剤は、過炭酸ナトリウムや過炭酸水素が原料の酸化型漂白剤です。
酸素系漂白剤を40~50度くらいのお湯に溶かし、おもちゃを2時間ほど浸け置きしていくと、
おもちゃがきれいになります。
プラスチック系の水に濡れてもOKのおもちゃを一度にまとめて除菌したい場合には、
おすすめの方法です。
大きめの桶や洗面器にパッケージの表示に従い酸素系漂白剤とお湯を入れ、
菜箸などでよくかき混ぜて溶かします。
酸素系漂白剤は水に溶かすと粒が残ってしまい、溶けにくい性質があります。
必ず40度~50度くらいのお湯に溶かし、粒が残らないようにかき混ぜてください。
粒が残ったままおもちゃを漬け置きすると、
おもちゃに酸素系漂白剤の白い粒が付いてしまいますので、
ご注意くださいね。
ちなみに、40~50度ほどのお湯に溶かした酸素系漂白剤の液にすぐにおもちゃを漬けると、
おもちゃによっては変形してしまうこともあるので、少し冷ましてから浸すと良いでしょう。
酸素系漂白剤はお湯に溶かした直後は白く濁りますが、酸素系漂白剤がきちんと溶けると、
水が透明になります。
おもちゃを漬け置きした後は、よく水洗いします。
おもちゃがピカピカになりますし、除菌もできるので安心です。
酸素系漂白剤は天然素材使用の日本製のものか、ベビー用酸素系漂白剤を使います。
海外製の酸素系漂白剤は、赤ちゃんの肌やおもちゃそのものを傷めたりすることがあるので、
注意が必要です。
煮沸消毒
昔ながらの消毒法「煮沸消毒」もおもちゃの衛生を保つにはお勧めの方法で、
特にプラスチック系のおもちゃの消毒に向いています。
歯固めなど口に入れるおもちゃは、哺乳瓶などと一緒に煮沸消毒するのも良いですね。
ただし煮沸までいかなくても、熱湯に15分くらいおもちゃを漬けておくだけでも
効果はあります。
おもちゃの消毒や除菌ってどこまでやればいいの?
お子さんのおもちゃの衛生面、普段から気を付けてあげたいところですが、
おもちゃの消毒や除菌って、いったいどこまでやればいいの?
消毒や除菌と似たような言葉は、他にもいろいろあります。
言葉の種類によって、意味が異なっています。
・抗菌・・・菌の繁殖を抑えること
・除菌・・・雑菌をできるだけ取り除くこと
・消毒・・・有害な微生物などの物質を無害化、または数を減らすこと
・殺菌・・・菌を殺し無害化すること
・滅菌・・・全ての菌を死滅させなくすこと
殺菌や滅菌は、主に医療現場などで使用する方法という意味合いが強く、
家庭内では抗菌~消毒くらいがちょうどいいのかもしれません。
雑菌というと不衛生・不潔というイメージがあるかと思いますが、
一方で雑菌には、赤ちゃんや子どもの免疫力を高める働きもあります。
周囲の雑菌に触れるうち徐々に慣れて、だんだんと体が丈夫に育っていくのです。
あまり親御さんがおもちゃの消毒に躍起になると、
本来子どもが持つ免疫力の成長を妨げてしまったり、
風邪などの病気にかえってかかりやすくなることも・・・
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おもちゃの除菌や消毒は「定期的に」
おもちゃの除菌や消毒を行う頻度は、どれくらいがいいのでしょうか?
赤ちゃんがのそのおもちゃで遊ぶ頻度などにもよりますが、
お気に入りのおもちゃでよく遊ぶものはこまめに、
普段あまり使わないけれど、いつも部屋に置いておくのでほこりが気になるなどという場合は、
月1回洗浄するなど、だいたい目安として週1回~月1回などでいいと思います。
具体的な消毒のタイミングは?
具体的なおもちゃの除菌や消毒のタイミングは、どんな時がいいのでしょうか?
雑菌は外部から持ち込まれることを考えると、
例えばこんな時に除菌や消毒をするといいでしょう。
・他の子と遊んだ時
・他の子がおもちゃに触ったとき
・外出した時
・きょうだいが風邪など感染症にかかっているとき
また、保育園にお子さん自身が通っている場合で、
保育園で感染症(インフルエンザやヘルパンギーナ、RSウイルス)などが
流行しているのであれば、自宅のおもちゃの消毒は特に意識して行った方がいいでしょう。
素材別おもちゃの除菌や消毒方法
おもちゃを傷めないためには、素材によって除菌や消毒方法が変わってきます。
木のおもちゃ、プラスチックのおもちゃ、布のおもちゃについて見ていきます。
また意外に盲点なのが、「お風呂のおもちゃ」です。
お風呂は湿気や皮脂など、カビが生えやすい環境や栄養分が揃っているため、
水洗いだけでは油断はできません。
木のおもちゃは水洗いNG
積み木など木でできたおもちゃは、水や洗剤を使って丸洗いすると素材を傷めてしまうので、
原則NGです。
天日干しで殺菌するのがいいのですが、汚れを除去するには、
・水で濡らして固く絞ったふきんで拭く
・除菌シートで拭く
のがおすすめです。
回数の目安としては、「3回遊んだら1回ふき取り掃除する」と良いでしょう。
シミや変形を防ぐため、木のおもちゃをふき取り掃除をしたら、よく乾かします。
また「次亜塩素酸水」を使うのもおすすめです。
安全性が高く、消毒効果もきちんと得られます。>> 次亜塩素酸水なら除菌水ジーア
プラスチックおもちゃは水洗いOK
プラスチックのおもちゃは水洗い後、乾燥させれば基本的にはOKです。
ただし、電池などが入ったおもちゃは水に濡れると危険ですので、水洗いは避けます。
アルカリ電解水入りの除菌スプレーをかけ布で拭くか、
ノンアルコールタイプの除菌シートで拭きとりしましょう。
除菌ではなく消毒効果を望む場合は、一般の消毒用アルコールを使うのもおすすめです。
アルコールは揮発性が高く、すぐに乾いてしまうので、
アルコールがおもちゃに残留する可能性は低いとされています。
ただし、まれに「アルコールアレルギー」を持つお子さんの場合、
おもちゃの消毒に使ったアルコールに反応してしまうこともあるかもしれません。
心配な方は、かかりつけの小児科の先生にご相談くださいね。
布のおもちゃは丸洗い可・一部NGなものも
布のおもちゃは基本的に、洗剤などを使って洗濯機で水洗いしても構いません。
洗濯機で丸洗いする場合は、必ず洗濯ネットに入れて洗います。
ただし、おもちゃの取扱説明書を見ると丸洗い不可のおもちゃや、
水洗いに関して表記のないおもちゃもあります。
またフェルト製のおもちゃは丸洗いできるものと、できないものがあります。
水洗いできるかどうかわからないおもちゃは、
無理に洗わない方が無難でしょう。
丸洗いできない布製のおもちゃは、濡らしたふきんで拭きとりをします。
拭いたら、カビの発生などを避けるため、陰干しして乾かしましょう。
お風呂のおもちゃの洗浄方法
お風呂で遊ぶおもちゃは、主にプラスチック系のものが多いですが、
お風呂ついでに水洗いだけでいいのでしょうか?
実はお風呂のおもちゃこそ、いろいろな汚れが付きがちなので、
こまめな洗浄や除菌が必要です。
というのも、お風呂では皮脂汚れや水垢が付きやすく、
水洗いだけだと黒カビの発生を招いてしまいます。
お風呂のおもちゃは重曹を使ったこすり洗いや、酸素系漂白剤を使った除菌がおすすめです。
まずは、赤ちゃんや環境に優しい「重曹」を使った洗浄方法です。
おもちゃに重曹を振りかけ、歯ブラシなどでこすり洗いします。
ゴシゴシこすらなくてもOK、軽く汚れを落とす程度にこすります。
重曹はクレンザーなどと違い粒子が大変細かいので、
プラスチックのおもちゃを傷つける心配がありません。
汚れを落としたら、よく水で流します。
重曹はよく水で流さないと、後でおもちゃの表面に白く残ってしまうので、
洗い流しは念入りに。
洗い流したら水気をふき取り、風通しの良い場所で乾かします。
酸素系漂白剤を使った除菌方法は、前述の通りです。
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