2023年(令和5年)4月1日から自転車に乗る人はすべて、大人も子どもも、
ヘルメットの着用が努力義務化されましたが、新潟県ではヘルメットの着用率が
なんと!全国最下位なのだそうです。…
ちょっとびっくりですが、なぜ新潟の人は自転車用ヘルメットをかぶらないのでしょうか?
新潟県の自転車ヘルメット着用率は2.4%!
自転車走行中、転倒や落車など万が一の場合に備えて、
大切な頭を守るための必需品・ヘルメットはかぶっていたいものです。
警察庁が2023年7月、自転車ヘルメット着用努力義務化になって初めて、
全国調査を行ったところ、全国平均は13.5%でした。
(2024年7月には17%に上昇)
一番着用率が高かったのは、愛媛県で59.9%。
愛媛県ではほぼ6割の人が、自転車に乗るときにヘルメットをかぶっているのです。
これに対して最も低かったのが、われらが新潟県でなんと!2.4%でした。
ちなみに同じ調査では東京都は10.5%でしたが、2024年1月の調査では10%を
切っています。
なぜ愛媛県では自転車ヘルメット着用率が高いか?
愛媛県では、早いうちからヘルメット着用の指導が地道に行われていたことと
併せて、県の条例で「すべての自転車利用者が乗車用ヘルメットを着用する」
という規定があるからなのです。
>> 愛媛県「自転車の安全な利用の促進に関する条例について」愛媛県庁HP
条例があると、着用義務化も進みやすいかもしれませんね。
2024年は新潟県内の着用率が上昇した
新潟県内の自転車用ヘルメット着用率は、前回2023年7月の調査からアップし、
2.4% ⇒ 8%となりました。
全国レベルでは44位と最下位は免れたものの、依然と低い数字です。
ちなみに最下位は大阪の5.5%です。
ヘルメット着用に関しては県民の意識は高まったものの、まだ浸透度は高くない
ということかもしれません。
新潟県警交通企画課によると、新潟県内では昨年(2023年)自転車事故で5人の方がなくなり、
うちヘルメットを着用していた方は1人だったそうです。
自転車ヘルメットをかぶらないと罰則はあるの?
自転車に乗るときヘルメットをかぶるのは、あくまで「努力義務」です。
かぶらないからと言って現時点では、特に何か罰則が設けられている
わけではありません。
ただ、今後ヘルメット無着用による重大な交通事故などが相次ぐと、
ヘルメット着用完全義務化へと進んでいくかもしれない、
との予想はできます。
なぜ自転車用ヘルメットをかぶりたくないか?
自転車用ヘルメットをかぶるのは「努力義務」。
それはわかっているけれど、かぶりたくない・・・何か理由があるのですね。
自転車ヘルメットを着用しない理由として、下記の点が挙げられます。
1.かぶるのが面倒!
乗るときはかぶって、自転車から降りたら脱いで…確かに面倒くさいですね…
2.置き場所がない
ヘルメットをかぶっているときはいいのですが、脱いだ時どこに置く?
置き場所って、意外にないですよね。
またカバンの中などに入れておくと、荷物になってしまう場合も。
3.髪型が乱れる
女性も男性もヘルメットをかぶった時、髪型が乱れるのを気にする方は多いです。
せっかくブローしたリセットしても、髪型が崩れるのは勘弁してほしい~~
4.頭が蒸れる
夏場は特に、ヘルメットをかぶっていると頭が蒸れやすくなります。
ヘルメットの中も臭ってきそうですね~(泣)
また熱もこもりやすくなることから、熱中症などの心配もあります。
5.すぐそこだから
自転車に乗る距離が短い、すぐそこまでだから、と思うと、
なんだかかぶる気がしないかも・・・しれませんね。
6.おしゃれなデザインのヘルメットがない
確かにヘルメットは、機能重視のアイテムかもしれません。
でもどうせ被るなら、かっこいいヘルメットやおしゃれなヘルメットに
したいですよね。
(自転車ヘルメットを着用しない主な理由・東京都のアンケート結果より)
*ここまでは、日本経済新聞朝刊2024年4月2日の記事を参考にしました。
新潟県民の言い分は?
自転車ヘルメット着用率全国最下位の新潟県ですが、
「なぜヘルメットをかぶらないか」について県が約2800人を対象に
アンケートを実施しています。
それによると、「ヘルメットを持っていない」が約8割を占め、
他には「かぶるのが面倒」「持ち運びが困難」が約3割を占めています。
また「どうすればヘルメットをかぶるか?」という問いに対しては、
「法律で義務化されれば」が約6割、
「補助金があれば」が約3割、
「周りが被れば」が約2割
という結果が出ています。
>> 新潟県汚名返上へアンケート・自転車ヘルメット着用率で全国最下位 産経ニュースより
確かにヘルメットの購入補助金があったら、助かりますよね。
聖籠町では自転車ヘルメット助成金を出している
聖籠町では、18歳以下の人が使用する自転車ヘルメットの購入助成を
行うことになりました。
これまでは、中学生の通学用自転車ヘルメットに対して購入助成を
行っていましたが、令和6年度からは自転車の乗る機会の多い、
小中高校生を重点対象として、購入費用に補助金が出ます。
【対象となる人】
令和7年(2025年)3月31日の時点で18歳以下の町民。
*ただし、中学生の通学用ヘルメット購入補助金と重複受給は不可。
【対象となるヘルメット】
・令和6年4月1日(月)以降に購入したもの。
・下記のいずれかの安全基準の認証を受けている、新品のヘルメット。
対象の安全認証マーク
聖籠町の自転車ヘルメット補助金の対象となる安全認証マークは、下記の通りです。
マーク | マークの図柄 | 認証団体など |
SGマーク | 一般財団法人製品安全協会 | |
JCFマーク | 公益財団法人日本自転車競技連盟 | |
CEマーク |
欧州連合の欧州委員会 *マーク付近等に「EN1078」と記載されているものに限る。 |
|
GSマーク |
ドイツ製品安全法の安全認証 |
|
CPSCマーク | ー |
米国消費者税品安全委員会の安全認証 *マーク付近等に「1203」と記載されているものに限る。 |
【対象外となるヘルメットがあります】
オークションや個人売買、譲渡品は助成の対象外となるほか、
未使用品を含む中古品も対象外です。
助成金額はいくら?
・自転車ヘルメット購入費用の2分の1(100円未満は切り捨て)。
・使用者1人につき上限額は1,000円。
・使用者1人につき、ヘルメットは1個。
・助成金受給は1回。
申し込み方法
「聖籠町自転車用ヘルメット購入帆拠金交付申請書兼請求書」を入手し、
必要事項に記入する。
申請書類は町役場生活環境課窓口、または町HPからダウウンロードできます。
【申請に必要な書類】
1.上記の申請書
2.レシートなど購入費を支払ったことがわかるもの
3.ヘルメットについている認証マークが確認できる書類
4.使用する方の住所、氏名、生年月日がわかるもの
(マイナンバーカードや子ども医療費受給者証など)
申し込み受付期間は?
申し込み受付期間は、令和6年5月1日(水)~令和7年3月31日(月)までです。
ヘルメットを購入した日にちや金額、品名がわかるレシートを捨てずに保管し、
期間内に早めに申請しましょう。
失敗しない自転車ヘルメットの選び方
自転車ヘルメット選びでは、以下のポイントを押さえておくとよいでしょう。
1.頭囲に合ったものを選ぶ
2.安全認証マークのついているヘルメットを選ぶ
3.乗る自転車やシーンに合わせて選ぶ
です。
1つずつ詳しく見ていきましょう。
頭囲に合ったヘルメット
頭囲とは、額の中央から後頭部の一番出っ張っている部分
までをぐるりと一周した長さです。
サイズは大きく分けて、
・52cm~55cm
・56cm~59cm
・60cm~63cm
・64cm~
と表示されていることが多いようです。
またヘルメットによっては、S・M・Lと表示されている
場合もあります。
安全基準の認証マークがついているヘルメット
自転車ヘルメットは、転倒や落車した時に頭を衝撃から守るためのものです。
上記にご紹介した「SGマーク」や「JFCマーク」など、
安全基準の認証を受けているヘルメットを選びましょう。
「SGマーク」に関しては、SGマーク付きの製品に欠陥があり、人身事故が起こった場合、
賠償措置が実施されるという特徴があります。
自転車や用途に合わせて選ぶ
例えば通学用ヘルメットなら、肩や首に負担がかからないよう「軽量タイプ」
がおすすめ。
街乗りなら、一見してヘルメットに見えないような「帽子タイプ」のおしゃれなヘルメットが
人気を集めています。
かっこいい自転車ヘルメット通販サイトを見つけました
CEやCPSCの安全基準認証マーク付きの
かっこいいヘルメット通販サイトです。
こちら >> ROCKBROS(ロックブロス)Japan 公式サイトのヘルメット通販
【価格帯】
4,000円台~
【サイズ】
等意54-58cmの頭が小さめの方から女子中高生向けから、
頭囲約58〜65cm・XL~XXLサイズの方向けまで。
【商品の種類】
通学用から街乗りにおすすめの帽子タイプまで。
【配送】
入金確認後、3日以内に商品を発送。
【支払方法】
クレジットカード、あと払い(ペイディ)、Apple Pay、
Google Pay、PayPal、amazon pay、shop Payが
利用可能です。
まとめ
自転車ヘルメット着用は、2023年4月から努力義務化されましたが、
新潟県内の自転車ヘルメット着用率は2.4%と、全国一低い数字です。
ヘルメットは頭を守るために必要なもの、ということは理解されているものの、
いろいろな理由で「かぶらない」人が多いようです。
自転車ヘルメットを購入する際は、お住まいの自治体が出している
補助金制度を使って、購入費用に充てるのもおすすめです。