聖籠町や新発田市でおすすめ桜のお花見スポットはどこにあるの?
聖籠町ホームページには【聖籠さくらマップ】が掲載されており、お花見スポットの紹介と満開の桜の様子を見ることができます。
新潟県内・2023年の桜の開花時期
日本気象協会の2023年桜の開花予想によると、新潟県新潟市の桜の開花日は3月29日頃、満開になるのは4月3日頃の予想で、これは平年より10日早い日にちです。
聖籠町でも新潟市とほぼ同時期に桜の開花を迎え、3月30日には満開となっています。
ちなみに、全国的にも桜の名所として挙げられている上越市の高田城址公園では、開花日は3月28日、満開は4月2日頃です。
東京ではもっと早く、開花予想日は3月14日~16日ころ、満開を迎えるのは3月20日頃の予想です。
年々桜の開花が早くなっているように感じます。
聖籠町のお花見スポット1・弁天潟風致公園
聖籠町のお花見スポットとしてまず一番に挙げられるのが、【弁天潟風致公園】です。
今年2022年(令和4年)は、4月11日頃に満開を迎えました。
広い公園内は、いたるところに桜の木があります。
特に潟の周囲にある桜が満開のころには、水面に美しい姿が映し出され、一見の価値あり。
昼間は敷物を敷いて、お弁当を食べながらお花見もできます。
夜のライトアップ期間中(4月上旬~中旬頃夜6時~9時まで)は、夜桜も楽しめますよ。
男女トイレ、自動販売機完備、遊具も充実しており、家族そろって1日楽しめる遊び場でもあります。
駐車場有、約80台駐車可能。
【弁天潟風致公園の場所】
住所:〒957-0124 新潟県北蒲原郡聖籠町蓮野1027−1
アクセス:新新バイパス蓮野インターを降りて、蓮野方面へ車で2~3分。二宮バラ園近く。
聖籠町のお花見スポット2・聖籠緑地~アルビレッジ付近
聖籠緑地は2003年(平成15年)、新潟東港工業地帯の緩衝緑地帯として新潟県により整備、運営されています。
自然豊かで広大な敷地では、ハイキング、森遊び、野鳥・虫・植物の観察などが楽しめ、
まだあまり広く知られていない穴場的なアウトドアスポットの一つになっています。
「ふれあい広場」では、滑り台などの遊具がそろっているので、小さいお子さんの遊び場におすすめですし、
「自由広場」や「運動広場」では、サッカーやバドミントンなど各種スポーツを楽しむことも。
「里山エリア」は外部の喧騒から離れ、緑豊かな自然の空間を満喫できます。
ちなみに東港工業地帯は新潟市北区と聖籠町にまたがっており、聖籠緑地は聖籠町側にあり、
新潟市北区側には島見緑地が広がっています。要するにお隣同士の緑地なのです。
島見緑地の「わんぱく広場」では、桜まつり(入場無料)が2023年4月9日(日)開催されました。
・パトカーや消防車、自衛隊車の展示
・クレープやたこ焼き、焼きそばなどキッチンカーの出店(レジャーシート持ち込みOK)
・段ボール迷路やウォークラリー
・ガラスボール、フラワーBOXの製作体験
などの各イベントがありました。(有料イベントあり)
そのほか、タレントの「さとちん」さんが出演するライブショーも開かれていました。
こうしたイベントをお目当てに、お花見に行くのもいいですよね~
お花見スポットとしては、聖籠緑地~アルビレッジ周辺の道路沿いの桜並木がおすすめ、満開の時期にはきれいなピンク色の桜の花が咲き乱れます。
男女トイレ、多目的トイレ完備、AEDの設置もあり。
3か所の駐車場は54台駐車可能。
【聖籠緑地の場所】
住所:〒957-0103 新潟県北蒲原郡聖籠町網代浜2656
アクセス:新新バイパス蓮野インター降りて、国道113号沿いを紫雲寺方面へ約5分。
新発田市のお花見スポット1・加治川治水記念公園
新発田市真野原の加治川沿いにある「加治川治水記念公園」は、かつては約6,000本もの桜を誇る全国的にも有名な桜の名所でしたが、昭和41年、42年の度重なる水害(羽越水害)と河川改修で消失してしまいました。
その後長年にわたり復元が行われ、今では約二千本の桜並木を有する「桜の名所」に再び復活しました。特に有名なのは「桜のトンネル」。
長々と伸びた枝に咲き誇る満開の桜並木は圧巻!見ごたえありです。
休日はもちろん、平日でもたくさんの人出でにぎわっていました。
加治川がすぐそばを流れているので、川の流れを見ながら桜も楽しめます。
天気は良かったのですが気温(10度~15度の間)は高くなく、川端を歩くのはまだ寒い時期です。
羽織物を1枚持っていくと良いでしょう。
ここ数年は桜の開花時期が早くなっているので、春休みのころにちょうど桜の見頃を迎えています。
加治川治水公園へお花見に行くならやはり平日の日中が、満開の時期でも意外に混雑しません。
穴場の時間帯は、朝9時~11時ころまでがねらい目です。
毎年4月1日頃から16日頃まで、開花時期に合わせて、夜間のライトアップ(午後6時~9時)も実施されるほか、4月5日~16日までは「加治川桜まつり」が開催され、昼間はもちろん夜桜も大いに満喫できる、人気のお花見スポットです。
*トイレ、駐車場有(40台駐車可能)
私はあいにく、桜まつりの前にお花見に行ったのですが、すでに出店もちらほら出ていて、
「ポッポ焼」「たい焼き販売」「おうちコーヒー」(コーヒーのテイクアウト)のお店がありました。
肌寒かったので、ホットのカフェオレ(税込680円)を注文し、その場でいただきました。
【加治川治水記念公園の場所】
住所:〒957-0233 新潟県新発田市真野原
アクセス:日本海東北自動車道「聖籠新発田IC」から車で20分ほど。
新発田市のお花見スポット2・島潟地区加治川沿いの桜並木
もう一つ、桜並木の美しいお花見スポットが新発田市にあります。
島潟地区・羽越本線の加治川鉄橋付近では、加治川を挟んで両岸に、桜並木が続く場所があります。
2023年4月4日訪れてみると、満開の桜がそこにはありました。
平日の昼間だったため、花見客はごくわずか。おそらく地元の方かもしれませんが、
桜の枝が長く伸び日陰を作っているので、桜の木陰で敷物を敷いて、ランチを楽しむ姿も見られました。
奥へ進んでいくとさらに桜並木が続き、JR羽越本線加治川の鉄橋に差し掛かります。
ちょうど「加治駅」へ向かう電車が通っていきました。
電車が通るのは1時間に1本くらいでしょうから、これは貴重なタイミング!
駐車場は特に整備はされていませんが、車を止める場所はあります。
鉄橋や二王子岳と桜のコントラストを楽しみたい方には、おすすめの場所です。
いい写真がたくさん撮れそう!スマホのカメラでも十分です。
日本の桜の種類・代表格はソメイヨシノ
日本にある桜の種類は、下記の10種類を基本としています。
ヤマザクラ、オオヤマザクラ、カスミザクラ、オオシマザクラ、エドヒガン、チョウジザクラ、マメザクラ、タカネザクラ、ミヤマザクラ、クマノザクラ
代表的な桜はやはりソメイヨシノ(染井吉野)で、日本でもっとも有名な桜です。
ソメイヨシノは灰色っぽい赤褐色の樹皮が特徴のほか、見分ける主なポイントとして、
・花びらに一か所切込みがある
・ガクがギザギザしている
・雄しべが花びらの3分の1くらいの長さ
・花が開くと白っぽいピンク色になる
などが挙げられます。
日本固有の桜であるソメイヨシノは、挿し木や接ぎ木で栽培され数を増やしてきました。
開花時期になると一斉に咲き始めるという特徴があり、桜の開花予想(桜前線)はソメイヨシノを基準にしています。
ソメイヨシノは学校や公園などの公共施設周辺はもちろん、川端や農道、個人の庭までいたるところに植えられており、咲き誇る姿を身近に楽しむことができます。
開花時期の短い桜・ヤマザクラ
日本に自生する桜の代表的な品種である「山桜」は、花と葉が同時に開くというユニークな特徴があります。開花時期は3月下旬~4月上旬ころで、1週間ほどで花が散ってしまうので、満開になる前にすぐに花見に行きたいところです。
ヤマザクラより大きい桜・オオヤマザクラ
紅紫色の花びらが目を引くオオヤマザクラは、花や葉がヤマザクラより大きいことからその名が付きました。開花時期は4月~5月。北海道ではGW明け頃に開花します。
霞のように淡い花・カスミザクラ
カスミザクラはヤマザクラの1種で、野生の桜です。
ヤマザクラより開花時期が少し遅く、4月下旬~5月上旬ころに葉が出てくるのと同時期に花を咲かせます。
大島地方などに咲く・オオシマザクラ
一重咲きの白い花は特徴のオオシマザクラは、大島を含む伊豆七島、伊豆半島、三浦半島、房総半島を原産とする野生種の1つです。開花時期は3月~4月上旬。
オオシマザクラの葉は塩漬けにして「桜餅」に使われます。
長寿の桜・エドヒガンザクラ
エドヒガンザクラは、本州はもとより九州まで自生している野生の桜です。
白っぽい薄紅色が特徴で、生命力が強く長命な桜です。開花時期は3月下旬ころ。
花が下向きに咲く・チョウジザクラ
チョウジザクラは花が下向きに咲き、横から見ると丁字型に見えるのが特徴です。
東北より南の太平洋側で多く見られます。開花時期は3月~4月。
花が小ぶりでかわいい・マメザクラ
マメザクラは他の桜よりも花や葉、木の高さが大きくならないため「マメザクラ」と呼ばれます。
富士山や箱根近辺でよくみられることから、「フジザクラ」「ハコネザクラ」と呼ばれることもあります。開花時期は3月下旬~5月上旬。
山岳地帯に咲く・タカネザクラ
山岳地帯に咲く「タカネ(高嶺)ザクラ」は別名・ミネザクラとも呼ばれ、桜の中では最も高いところに咲く桜です。
本州中部より北の地域に咲くほか、南に行くほど涼しい山腹に自生しています。
開花時期も遅く、5月~7月ころに咲くので、夏山登山で見かけたことがある方も多いかもしれません。
深山に咲く桜・ミヤマザクラ
ミヤマザクラは本州や北海道、四国、九州まで分布しており、北国や標高の高い場所に多く生息しています。
開花時期は5~6月で、白い花を咲かせます。花びらの先端は丸く、樹皮は白っぽい横長の皮目があるのが特徴的で、山中でも見つけやすいかもしれません。
紀伊半島南部原産のクマノザクラ
クマノザクラは紀伊半島南部原産の日本固有の桜で、2018年に新種の桜と判断されています。
三重県熊野市や奈良県十津川村、和歌山県田辺市など、熊野川流域を中心とする範囲に自生しています。
開花時期は早く、2月~3月上旬で薄いピンク色の花を咲かせます。
クマノザクラの特徴の一つとして葉が小さく、ソメイヨシノなどよりも一回り小さくなっています。
緑色の桜も!?珍しい桜の種類
桜の花はピンク色というイメージを覆すような、珍しい桜の種類があると聞いてびっくりしました!
1.緑色の花を咲かせる「ギョイコウ」
開花時期は4月中旬~下旬ころ。
皇居や京都御苑、大阪造幣局、神奈川県立フラワーセンター大船植物園などで見ることができます。
2.黄色い花を咲かせる「ウコンザクラ」
開花時期は4月中旬~5月上旬。
神奈川県立フラワーセンター大船植物園や大阪造幣局、新宿御苑などで見ることができます。
3.ヤエベニトラノオ(八重紅虎の尾)
開花時期は4月中旬頃。濃いピンク色の花が固まって、丸い形になって咲く桜で、京都を中心に栽培されています。
上野公園不忍池で見ることができます。
桜の写真をきれいに撮るコツは?
目にも美しい桜が咲き誇る様子を、カメラに収めたいと思いませんか?
桜の写真をきれいに撮るコツをご紹介します。
1.アップで撮る
桜を中心にして花の美しさを強調するなら、「アップ」がおすすめ。
2.晴れの日は日陰か逆光で
青空と桜の花の対比は確かに美しいのですが、天気がいいからと言って、桜の花がきれいに撮れるわけではありません。
日陰になっている部分や逆光気味だと、花に透明感のある写真が撮りやすくなります。
3.曇りの日は背景を入れない
曇りの日は桜のバックに空を入れると、暗い感じの写真になってしまいます。
背景は少なめに写すと良いでしょう。
4.雨の日は下向きに撮る
雨の日は上向きに撮ると、雨でレンズが濡れてしまいます。
下向きか、やや水平に撮るとうまくいきます。
5.低い位置から撮る
背景に余計な部分が映らないよう、下から見上げるように低い位置から、桜の木全体が映るように。
6.見頃だけでなく散り際も良し
満開の桜だけでなく、散り始めた桜を撮るのもおすすめです。
桜吹雪を撮るには、シャッターをスローに切ると散っている様子がうまく撮りやすいでしょう。