新型コロナ第5類移行で何がどう変わるの?【マスク着用から外出自粛まで個人で判断】

新型コロナ第5類 新型コロナウイルス関連
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新型コロナウイルスは、令和5年5月7日から季節性インフルエンザなどと同じ「第5類」に移行しました。第5類移行で何がどう変わるのでしょうか?聖籠町の対応についてもご紹介します。

 

第5類って何?

第5類は感染症の類型で、感染拡大を抑えるために1類から5類までに分類されています。

1類は症状の重篤な感染症で、最も危険度の高い病原体が指定されています。

類型 感染症の病原体
1類 エボラ出血熱、ペスト。
2類 重症急性呼吸器症候群(SARS)、中東呼吸器症候群(MERS)、鳥インフルエンザ(H5N1、H7N9)、結核など。
3類 コレラや腸チフス、赤痢。
4類 A型・E型肝炎、日本脳炎、狂犬病。
5類

RSウイルス感染症、

後天性免疫不全症候群(エイズ)、

風疹、

麻疹(はしか)、

水痘(みずぼうそう)、

手足口病、

季節性インフルエンザ、

新型コロナ(COVID-19)。

「ペスト」などは「中世のころにヨーロッパで流行った病気」というイメージがありますが、1類に指定されるなど、いまだ存在する恐ろしい病気なのですね。

その他、コレラや腸チフス、日本脳炎など、昔の病気と思われているものも、まだ撲滅されたわけではなく、いまだに流行る可能性もあるということでしょうか・・・

 

新型コロナは第5類、どう変わるの?

ご存じの通り、マスク着用は個人の判断で決めるほか、下記のように変わります。

・緊急事態宣言が出されなくなる。

・飲食店などへの営業時間短縮要請もなくなる。

・検疫での水際対策もなし。

・医療費やワクチン接種料が公費負担から一部自己負担へ。

・スポーツ観戦やライブ参加の観客数制限もなし。

新型コロナウイルスは、令和2年(2020年)1月15日に国内で初の感染者が確認されたのち、急速に感染が拡大していきました。

3年を超える感染拡大封じ込め対策の日々が続き、ようやく日常が戻りつつあります。

待機期間はどうなるの?

今までは原則、感染者は7日間、濃厚接触者は5日間の外出自粛が行われていました。

第5類移行後は隔離措置はなくなり、外出自粛は個人の判断に任せられることになります。

 

マスクの着用は「個人の判断」で

令和5年3月13日以降、マスクの着用は個人の自由な判断が基本となりました。(厚生労働省)

屋内屋外問わず、マスクをしたくない人は外して問題ありませんし、マスクをつけたい人は継続して着用していても構いません。

 

第5類移行後の聖籠町の対応は?

令和5月12日発行の「広報せいろう号外」によると、町では重症かリスクの高い高齢者がよく利用する施設を中心に、「マスク着用」や施設によっては利用者数の制限なども、引き続き行われます。

 

町内施設 対応
聖籠町役場

役場職員はマスク着用を続行。

パーテーション(仕切りカーテン)も継続使用。

聖籠町国保診療所

職員、患者さんともにマスク着用継続。

発熱などの症状がある場合は、電話での事前予約・問診が必要。

町保健福祉センター

各種健診や教室などでは、職員、来場者共にマスク着用継続。

体調チェックや手指のアルコール消毒も同様。

老人福祉センター「聖海荘」 高齢者の利用が多い施設であることから、マスク着用を継続。利用者人数を制限するほか、飲酒は不可。
町民会館、図書館、役場庁舎への来訪者

マスク着用は個人の判断で。

入口の体温計やアルコール消毒は、継続使用。

 

マスク着用は個人の自由、とは決まっても、まだまだマスクをつけている人は多いように思います。

マスクを外したいタイミングで、個々で決めて着用をやめるのがいいのかもしれません。

 

もし新型コロナにかかったら?

第5類に移行後、新型コロナに感染した場合、医療機関に慌てて駆け込む前に、症状や手持ちの常備薬をチェックしてみましょう。

また抗原検査キットを使って、感染しているか調べてみるのもおすすめです。

陽性 ⇒ 外出は控え症状が軽ければ自宅療養。

陰性 ⇒ マスク着用やうがい手洗い、密を避けるなど、基本の感染防止対策を。

新潟県新型コロナ健康相談センター

新潟県では「新型コロナ健康相談センター」を設けています。

・新型コロナの症状がある

・かかりつけ医がいない

・陽性である

・体調が悪化している

といった方は、県の新型コロナ健康相談センターをご利用ください。

「新型コロナ健康相談センター」には、2つの機能があります。

 

1.受診相談機能

新型コロナの症状があるが、かかりつけ医がいないという方に、近隣の医療機関を紹介してくれます。

2.健康相談機能

新型コロナに感染して体調が悪化した場合の健康相談を、看護職員が受け付けています。

例えば、

・休日や夜間など、医療機関が休診の時間帯に体調が悪くなった。今すぐ受診した方がよいか?

・救急車を呼んだ方が良いか?

・不安な気持ちを抱えているので、聞いて欲しい

・発症から5日以上経過したが、まだ症状が残っている

など不安や疑問をお持ちの方、ご利用ください。

 

健康相談センターを利用する際の症状の目安は?

<症状が重い場合>

・水分を摂ることができない。

・ぐったりしている。

・呼吸が苦しい、荒い

・(乳幼児で)顔色が悪い

・(乳幼児で)あやしても機嫌が悪い

・37.5度以上の熱が4日以上続く

・65歳以上

・65歳未満で基礎疾患がある

・妊娠中

・ワクチン未接種

・タバコを吸う(喫煙習慣有り)

・BMI30以上の肥満の方

症状が比較的軽い方でも、何か心配なことがあれば相談センターにお問い合わせください。

 

電話受付窓口は24時間対応

対応時間 電話番号
毎日24時間対応 (土日・祝日含む) 

025-385-7634(5/8 8:30~)

025-385-7541(5/8 0:00~)

025-256-8275(5/8 8:30~) 

 

また新発田保健所など各地域の保健所でも、8時30分~17時15分まで相談を受け付けています。

新発田保健所(新発田地域振興局健康福祉環境部):電話 0254-22-5104

 

*この記事は、広報せいろう号外(令和5年5月12日発行)と、新潟県新型コロナ健康相談センターのページを参考にしました。

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