次々現れる新種の手口に騙されない!【高齢者を特殊詐欺から守る方法】

防犯対策
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特殊詐欺の被害が新潟県はもちろん全国各地で多発、しかも後を絶ちません。
特殊詐欺にひっかからないようにする方法と対策を考えます。

特殊詐欺の手口は年々巧妙化

特殊詐欺は以前は「おれおれ詐欺」と呼ばれていましたが、

今では「特殊詐欺」の呼び方が定着しています。

不審な電話に機転を利かして、本人が未然に防ぐケースや、

銀行の職員やコンビニの店員が不審に思い、振り込みにストップをかけ、

だまされるには至らなかったケースなどもありますが、

特殊詐欺集団は手を変え品を変え、いろいろな手口で高齢者を狙っています。

2018年(平成30年)1月から9月まで、新潟県内での特殊詐欺による

被害額は2億5000万円にも上ります。

企業や役所はすぐに振り込みを要求しない

「お母さん、おれだよ俺!」と息子を装って、お金をだまし取ろうと

するのが振り込み詐欺の主な手口でしたが、最近では大手企業や役所、

税務署の職員などになり済まし、

「今すぐ滞納金を支払う必要がある」

「自宅まで集金にうかがう」

「今日中に口座に振り込んで下さい」

などと言って、お金を出させようとする手口も出てきました。

いずれにせよ、身に覚えのないお金の請求で、実際役所や会社が

すぐに入金を迫るということはないので、

慌ててすぐにお金を振り込まないよう、落ち着いて対応しましょう。

特殊詐欺の対処法・基本のポイントは6つ

特殊詐欺の手口は年々様々な形に変化していますが、

基本的な対処法に大きな変化はありません。

大切なお金をだまし取られないようにするには、

すぐに対応しないことが肝心です。

すぐにお金を振り込まないのが鉄則

「今日中に」「すぐに」お金を要求するのは、特殊詐欺の大きな特徴で、

今も昔もこの点は変わっていません。

すぐに話を信じ込まず、冷静になりましょう。

慌てず話をよく聞く

息子を装った電話で、「交通事故で示談金が要る」

「既婚者の女性を妊娠させてしまい、慰謝料が要る」

などの手口の詐欺があります。

何か変だな?本当に息子の声だろうか?と思いながらも、

相手は迫真の演技、あの手この手でお金お出させようと必死ですので、

ついついだまされてしまうことも。

そんな時は「あんたの名前は?」「本当に私の息子かい?」

と聞いてみましょう。

名前を答えられずに、相手が案外あっさり電話を切ってしまうケースもあります。

息子など本人に確認する

詐欺の被害を切り抜けたら、「こういう電話があったんだけど」と、

息子本人に確認しましょう。

詐欺の電話がかかってくる時間帯は?

振り込み詐欺はお金をだまし取ることが目的ですから、平日銀行が開いている

午前10時ころから午後2時くらいまでの時間帯に、

電話がかかってくることが多いようです。

平日こそ要注意です。

詐欺集団は各々役割を演じていることも

たとえば前述のような「既婚者の女性を妊娠させてしまい、慰謝料が要る」

というストーリーの場合、

息子役と相手の女性役、そしてその女性の夫役と3人が登場してきます。

また、警官や弁護士が登場するパターンもよくあります。

警察官は示談金の支払いを求めて、直接電話をしてくることはまずありません。

こうした内容の電話は、ちょっとしたお芝居のようで、

真に受けて話を聞いているとだまされてしまいそうですが、

振り込め詐欺は手口が巧妙化しているので、

1人ではなくグループになって詐欺を働く

ということを頭に入れておきましょう。

この一言で見事撃退できる

電話を受け、どうも振り込み詐欺みたい…と感じたら、

「今から私がそちらへ伺います。どこへ行けばいいですか?」と言ってみましょう。

こちらからそちらへ出向きますの一言で撃退できます!

相手は来られると困るので、この一言が詐欺集団撃退に役立ちます。

家族で普段から振り込め詐欺対策をしておく

高齢者は判断力が鈍りがちで、しかも実の息子や役所の職員、

警官などを装った話には、つい慌ててしまうことも。

「うちに限って」と思わず、振り込み詐欺の被害に遭う可能性は、

どのお宅にもあると思っていた方がよいでしょう。

普段から特殊詐欺についての対策を、家族内で相談しておき、

高齢者を詐欺から守りましょう。

「携帯電話の番号が変わった」って本当?

特殊詐欺の手口でよくある手法の一つが、息子からの電話で

「携帯の番号が変わった」というもの。

本人かどうか確認の電話をされると困るため、

番号が変わったなどと言うのです。

変だな?詐欺かも?と思ったら、その番号にかけて確認してみましょう。

不審な電話があったらすぐに警察へ

特殊詐欺に関しては、お年寄りが被害に遭いやすくしかも被害額も大きい、

手口も巧妙化しており、警察では年中警戒をしています。

不審な電話があったら、すぐに警察に相談しましょう。

特殊詐欺の事例

特殊詐欺には、

・犯人が現金を手渡しさせるやり方

・犯人がキャッシュカードを手渡しさせるやり方

の2つに大きく分かれます。

「母さん?俺だけど、車で事故を起こしちゃって、示談金を要求されているんだ。

今日中に○百万円振り込むよう相手から言われている」

「母さん、俺実は会社の金を使い込んじゃって。今月中に100万いるんだ。

今から家に取りに行くから、用意して置いてくれないか?」

「○○署のものですが、お宅の息子さんが電車内で女性に痴漢行為をして、

今拘束しています。

示談金をすぐに支払ってもらいたいのですが」

「息子さんの勤め先の上司ですが、息子さんが会社の金を使い込んだことが

発覚しました。

あまり事を荒立てたくないので、示談で解決したいのですが」

「もしもし、息子さんがインターネットのアダルトサイトを利用して、

延滞金が発生し支払いがまだされておりません。

すぐにお支払いいただいたいのですが」

「あなたのキャッシュカードが悪用されているのですが、ご存知でしたか?

今からキャッシュカードの確認にお宅まで参ります」

「医療費の還付金があります。

手続きにお宅まで伺いますので、キャッシュカードを用意しておいてください」

話の設定や内容は、実に様々です。

ひとたび要求に応じたら犯人は、金融機関の窓口やATMでお金を

引き出して準備するよう指示したり、

キャッシュカードを手渡しさせ、暗証番号などを言葉巧みに聞き出します。

警察や銀行、役所の職員がキャッシュカードの暗証番号を直接聞きだす

ことはありません。

特殊詐欺の被害を防ぐには、不審な電話には出ないこと、

そして、不審な電話を受け付けないよう電話設定しましょう。

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