暗い夜道を一人歩いていて、突然ひったくり犯に襲われることはどこの地域でもあり得ます。
ひったくり犯に狙われやすいのが、女性や高齢者です。
危険で卑劣なひったくりから身を守るには、どうしたらよいか方法と対策を考えます。
ひったくりに遭いやすい人とは?
ひったくりは、歩いていてショルダーバッグを無理やり奪われそうになる、
あるいは自転車に乗っていて、前かごに入れたかばんを急に取られそうになるなど、
転んで倒れたりすれば、大けがはもちろん命にかかわることにもなりかねません。
ひったくりに遭いやすいのは、肩かけかばんやショルダーバッグを道路側に
かけて歩いている人です。
自転車やバイクですれ違いざまや追い抜きざまに奪うには、
道路側にバッグがあった方がいいというのは、考えてみればわかりますね。
よってひったくりに遭わないためにはまず、
バッグは道路側の肩に掛けない、車道と反対側の肩にかけるということが鉄則です。
暗い夜道や狭い道は通らない
近道であっても、暗い夜道を歩くとひったくりに遭いやすくなります。
暗い場所は人通りが少なく、周囲から目撃されることが少ないからです。
犯人は顔や服装、背格好、自転車やバイク、スクーターの特徴やナンバーなどの情報を
見られないよう、暗い場所を歩いている人を狙ってきます。
遠回りになっても、夜間は明るい大通りを歩きましょう。
また幅の狭い道も要注意です。
狭い道は人通りが少ないだけでなく、ひったくり犯にとっては逃げ道が多く好都合
だからです。
銀行からの帰りは要注意
銀行やコンビニでお金をおろした後と言うのは、ひったくりに遭いやすくなります。
犯人は銀行で、あなたがお金をおろしたところを見ているかもしれません。
銀行から買える時は、周囲を見回し警戒しましょう。
バッグはしっかり抱き抱え、ゆっくりノロノロと歩かないことです。
自転車かごにはひったくり防止のネットを
自転車の前かごに無造作にかばんを入れるのではなく、ひったくり防止のネットを
かけましょう。
これだけでもひったくり犯は、あなたのバッグを狙いにくいと感じます。
このかごカバーを1枚かぶせるだけで、ひったくりの被害からあなたを守ってくれます。
自転車に乗っているときにひったくりに遭うと、とても危険です。
バッグを奪われるだけでなく、自転車ごと倒されて大けがを負う可能性があります。
バイクやスクーター、自転車が近づいてきたら
前からまたは後ろからバイクや自転車が近づいてきたら、路肩の方へ寄り通り過ぎるまで
やり過ごした方がいいでしょう。
肩にかけっぱなしではなく、バッグはしっかり抱き抱えます。
できればショルダーバッグよりは、リュックのように背負うタイプのかばんがいいかもしれません。
またショルダーバッグは肩にかけるよりも、たすき掛けした方が安心です。
リュック、ショルダー、手提げの3WAY仕様。
本革製でおしゃれに見えて実は、防犯対策の女性用リュックです。
開口部は背面にのみ付いており、外側から気づかぬうちにリュックを開けられて
財布などを抜き取られる心配がありません。
スリ対策にもおすすめです。
歩きスマホで狙われる?
スマホに気を取られている人を、ひったくり犯は狙うことも考えられます。
注意散漫で防犯意識が低いと感じるからです。
歩きスマホで暗い夜道を一人で歩く、などというのは格好のターゲットになるでしょう。
もしひったくりに遭ってしまったら?
大きな声で周囲に助けを求めましょう。もちろんすぐ警察に通報します。
犯人の特徴となる服装や年恰好、バイクか自転車か、バイクならナンバーは?
逃げ去った方向などできるだけ覚えておき、知らせましょう。
間違っても、ひったくり犯と戦ってはいけません。
相手はナイフなどの凶器を持っているかもしれませんし、無理に取られたバッグなどを
奪い返そうとすると攻撃されるかまたは、自分が転倒してけがをしてしまう恐れがあります。
ひったくり犯は単独ではないことも
ひったくり犯は少年が多く、単独でバイクや自転車を使うものもあれば、
2人組で一人が実行役、もう一人は見張り役と役割分担する場合もあります。
女性や高齢者を狙うケースが大半で、道路側にバッグを肩にかけている人はやはり狙いやすいと考え、
犯行に及んでいます。
まとめ
危険で卑劣なひったくりの被害は、女性や高齢者が狙われやすいとされています。
自転車に乗る際は前かごにひったくり防止のカバーをかける、
ショルダーバッグは道路側の肩に掛けない、
暗い夜道は歩かない、
どうしても夜遅くなる時はタクシーを利用する
などの対策が基本的なものです。
また一見普通のリュックに見える「防犯リュック」に変えるのもおすすめです。