
最近「林野火災」のニュースが多くなったわね。新潟県は大丈夫かしら?
林野火災が全国的に多発しています。
林野火災の防止のため、雨が少なく乾燥している、
湿度が低いなどの気象状況となった場合、
「林野火災注意報」「林野火災警報」が発令されることになりました。
警報発令時には6つの「火の使用制限」に従う必要があります。
従わない場合、罰則が科せられることになりました。
林野火災について少し詳しく
林野火災(りんやかさい)は、「森林や原野、牧野が焼損した火災」
を言います。
似たような言葉に「山火事」「森林火災」「山林火災」
などがありますが、これらはすべて林野火災に含まれます。
令和7年2月に発生した岩手県大船渡市の大規模林野火災は、
記憶に新しいところでしょう。
過去の大規模林野火災
規模の大きな林野火災は毎年のように発生しています。
| 発生年月 | 場所 | 焼損面積 |
| 令和5年3月 | 福島県郡山市 | 113ha |
| 令和5年5月 | 長野茅野市 | 166ha |
| 令和6年 | 広島県江田島市 | 243ha |
| 令和6年4月 | 岩手県宮古市 | 187ha |

100ヘクタールは東京ドーム約21個分に当たりますので、どの大規模林野火災もいかに広範囲が焼損したかがわかります。
岩手県大船渡市の大規模林野火災は令和7年2月26日に発生し
4月7日に鎮火が宣言されました。
長期間にわたり延焼し、4596人に避難指示が出されました。
焼損面積は2900haと、平成以後の林野火災規模では最大となっています。
新潟県での林野火災
令和8年(2026年)4月26日、新潟県魚沼市では林野火災が発生しました。
焼損面積は約31haで出火原因はまだわかっていません。(調査中)
聖籠町での林野火災
聖籠町を始め新発田市、胎内市が所管の「新発田地域広域事務組合消防本部管内」
では、下草火災・枯草火災を含む林野火災が時折発生しています。
原因は少雨や乾燥と見られています。
火の取扱いには注意したいですね。
林野火災の原因は何?
日本で発生した林野火災の原因の多くは火の不始末が原因で、
「人災」といえるかもしれません。
最も多いのが焚き火で32.5%、火入れ、放火(疑いも含む)、
たばこと続きます。
新潟県を含む日本海側では特に「落雷」が多く発生しますが、
落雷などの自然現象が原因の林野火災はごく稀です。
林野火災注意報・警報が運用開始
前述のような大規模林野火災を受け、少雨で空気が乾燥しており、
湿気が少ないなどの気象状況下で「林野火災注意報・警報」を
発令されることが決まりました。
| 誰が発令するの? | 市長村長 |
| 運用開始 | 令和8年1月1日~ |
| 聖籠町の発令対象期間 | 3月1日~8月31日まで |
*発令対象期間は各自治体により異なります。
林野火災注意報とは?
| 発令指標 | ●前3日間の合計降水量が1mm以下、かつ全30日間の合計降水量が30mm以下。
●前3日間の合計降水量が1mm以下、かつ乾燥注意報が発表されている。 *当日の降水量も考慮する。 |
| 火の使用制限 | 屋外での火の使用制限に従うよう努める。 |
| 罰則 | なし。 |
林野火災警報とは?
警報発令では、火の使用制限に従わない場合罰則が科せられます。
| 発令指標 | 林野火災注意報発令プラス強風注意報。 |
| 火の使用制限 | 屋外での火の使用を制限する義務がある。 |
| 罰則 | 30万円以下の罰金または拘留。
(消防法第44条18号) |
6つの火の使用制限がある
火の使用制限とは以下の通りです。
山林や原野で火入れをしない。
煙火(えんか)を消費しない。
⇒ 花火をしないという意味。
屋外で火遊びや焚き火をしない。
屋外で引火性・爆発性の物品や
その他燃えやすいものの付近で喫煙しない。
山林や原野などの場所でタバコを吸わない。
たばこの吸い殻を含む残り火、取灰(とりばい)、火粉を始末しない。
⇒ 「取灰」とはかまどや薪ストーブ、バーベキュー、焼きわらなどを
燃焼した後に残った灰。

消防署への届出をしても、林野火災警報発令中の時は火の使用は禁止されます。
野焼きはダメ
野焼きは法令で禁止されており、厳しい罰則が設けられています。
「庭木だけ燃やしているから」
「昔からやっているから」
という理由は通らなくなりました。
草木などの廃棄物は自宅で焼却せず、燃えるごみとしてごみ収集日に
出すことが各自治体で勧められています。
まとめ
ここ数年、林野火災のニュースを本当によく耳にします。
大規模な林野火災により大量の二酸化炭素が放出されると、
気候変動が進みさらに林野火災が起きやすくなるという
悪循環が指摘されています。
ひとたび林野火災が起きると焼損面積は膨大になりますし、
人的被害、物理的被害も甚大になる恐れがあります。
前述の通り林野火災の原因は人間の不注意によるものが大半です。
言い替えれば林野火災は火の取扱いに気を付ければ
未然に防ぐことができるのではないでしょうか?



