新潟大学で2020年4月文系新学部「経済科学部」新設

学校・教育
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新潟大学で2020年4月、文系に新学部が新設されることになりました。
従来の経済学部は改組され、新たに「経済科学部」が新設されます。

聖籠町から、自宅通学可能な大学の一つが新潟大学です。
新潟大学と言えば、地元新潟の国立大学として地域に根差し、県内の高校でも目指す受験生が多いですが、実際には県外から入学する学生が7割近くと、県内出身の学生より多くなっています。

新潟大学文系学部再編

新潟大学は将来のさらなる少子化に対応し、経済学部の改組とともに他の文系学部(人文学部・教育学部・法学部)も再編することを決めました。
文系4学部全体の定員を20人減らして910人にし、経済学部を2020年4月より新設します。

経済学部(経済学科、経営学科)305人 ⇒ 経済社会科学部(経済社会科学科)350人
人文学部(人文学科)225人 ⇒ 210人
教育学部(学校教員養成課程)220人 ⇒ 180人
法学部(法学科)180人 ⇒ 170人

(新潟日報3月17日朝刊より)

経済科学部とはどんな学部?

経済科学部とは、従来型の経済学・経営学の2つの分野にさらに2つの新しいプログラムが加わっています。
・日本を含む東アジア地域を中心に、グローバルな課題の解決に取り組む人材の育成を目指す「学際日本学プログラム」。
・地域の実際の課題の解決を多様なステークホルダーと協働しながら主導・実行できる人材の育成を目指す
「地域リーダープログラム」。
新しい2プログラムを新設し、合計4つのプログラムを編成しています。
新潟大学経済科学部HPより

新潟大学経済科学部入試科目

2020年度と言えば、現在の大学入試センター試験が2019年度で終了し、新テストがスタートする年です。
少子化やグローバル化に対応して、学部を再編する大学は国公立・私立問わずこれからもたくさん出てくることでしょう。

新テストの中身は今の段階では、ふたを開けてみなければわからない状態ですが、
国公立大学の人気は依然高く、定員数削減や新テストのなりゆきいかんによっては、
大学入試が難化することも考えられます。

新潟大学文系学部の偏差値
人文学部 偏差値52~53
教育学部 偏差値47~55
法学部 偏差値52~53
経済学部 偏差値50~53
新潟大学経済科学部の特別入試募集要項

総合型選抜入試(AO入試)、推薦入試、社会人特別入試、帰国子女特別入試(10月入学)の4種類があります。
推薦入試の募集要項は新潟大学HPに掲載されているほか、AO入試の応募書式は新潟大学経済科学部HPからダウンロード可能です。

新潟大学はいわゆる中堅国立大学の一つで、偏差値は決して高いわけではありませんが、
かと言って低いわけでもありません。

国立大学は最難関はもちろん、中堅クラスでも軒並み入りにくい狭き門であることに変わりありません。
募集定員に対し志願者数が上回り、倍率は2倍3倍は当たり前、高校入試とは異なります。
新潟県内の進学校で、真ん中より上の成績でないと新潟大学はまず難しいと思われます。

今回の文系学部再編で、教育学部も定員減になりますが、個人的に気になるのは、
教員課程を目指す学生自体が近年、減少傾向にあることです。
新潟大学でも少子化が進むことを見越し、今回の文系学部再編で教育学部の定員数を減らす方向です。
教員の需要はとても高く、新潟県内外で教員が足りない教員不足が深刻化しています。
今まで国内は好景気が続いてきましたが、今年に入り若干陰りが見え始めています。
景気減退とともに民間企業ではなく、教員を目指す学生が転じて増えることも考えられます。

 

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