
「聖籠町」って見るからに難読地名だけど、「新発田市」も県外の人には読めないって聞くよね。
聖籠町や新発田市など、新潟県にはなかなか読めない地名が
たくさんあることをご存じですか?
地元民以外は知らないと読めない、
新潟県下越地方の超ローカルな難読地名を調べてみました。
北蒲原郡聖籠町(きたかんばらぐんせいろうまち)
わが聖籠町は初めて見る人には読めない「難読地名」
として有名です。
聖籠町の前には「北蒲原郡」(きたかんばらぐん)
という郡名が付くので、さらに読めない!?

ちなみに新潟県の郡名には北蒲原郡以外に、
●西蒲原郡弥彦村(にしかんばらぐんやひこむら)
●南蒲原郡田上町(みなみかんばらぐんたがみまち)
●東蒲原郡阿賀町(ひがしかんばらぐんあがまち)
●三島郡出雲崎町(さんとうぐんいずもざきまち)
●南魚沼郡湯沢町(みなみうおぬまぐんゆざわまち)
●中魚沼郡津南町(なかうおぬまぐんつなんまち)
●刈羽郡刈羽村(かりわぐんかりわむら)
●岩船郡関川村(いわふねぐんせきかわむら)
●岩船郡粟島浦村(いわふねぐんあわしまうらむら)
と9つあって、合計10の郡名が存在します。
参考ページ:新潟県ー全国町村会

結構読みにくい名前が多いですね。
新発田市(しばたし)
新発田市と書いて「しばたし」と読むのはもう地元民にとっては
当たり前ですが、県外の人からすると初見で「しばたし」とは
まず読めないと言われています。
新発田市の名前の由来は3説あって、
| 由来 | 意味 |
| 新開発田(しんかいはった)説 | 新田開発=荒れ地を切り開いて田んぼを作ったことから、
しんかいはった⇒しばたとなった説。 |
| 洲端(すばた)説 | 昔、新発田地域が海岸の州(す)や潟湖(かたこ)に接する場所にあったことから、すばた⇒しばたとなった説。 |
| アイヌ説 | アイヌ語で「鮭がよく獲れる場所」=シビタ⇒しばたとなった説。 |
諸説あるようですが、どれが本当かよくわかっていません。
五十公野(いじみの)
新発田市にある五十公野集落。
新発田あやめまつりが開催される「あやめ園」や
周囲がハイキングコースになっている「升潟(ますがた)」
を擁する【五十公野公園】でもよく知られています。

秋にはカモが集う升潟。
そんな五十公野、昔は「いきみの」と呼ばれていたそうです。
名前の由来は、「五十峰山(いじみねやま)」説と
平安時代の貴族・五条道兼(ごじょうのみちかね)が
この地で亡くなり、「五条の公家(くげ)の野」
と呼ばれたことから始まる説などがあります。
丑首(うしくび)
丑首というとても珍しい地名は、新発田市五十公野地区内にあります。
実は1598年(慶長3年)頃の新発田藩の記録に
「牛ケ首村」(うしがくびむら)として残されている、
大変古い呼び名です。
水原(すいばら)
水原は旧水原町で、今は阿賀野市となっています。
「みずはら」と読まれることが多いようですが、
「すいばら」なんですよね。
名前の由来は、中世にこの地域を支配していた豪族・水原氏で、
そのまま地名になりました。
法花鳥屋(ほっけどや)
新潟市北区(旧豊栄市)太田にある地名「法花鳥屋」。
ほっけどやと読みますが、私も最初は読めなかったです!
とても珍しい難読地名ですよね。
名前の由来は、法華経を広めるための道場や僧侶の住まい(=鳥屋)
があった場所から来ている、もしくは法華宗にちなむ伝承のある場所
という見方があるようです。
松崎(まっさき)
新潟市東区にある松崎、実は「まっさき」と読みます。
昔砂地の多いところを「マスザキ」と呼んだそうで、
それが始まりとされています。
江戸以前は「真洲崎村」と書かれていましたが、
江戸時代には「松崎村」と書かれるようになりました。
河渡(こうど)
これも一見しただけでは読めないかもしれませんね。
新潟市東区の河渡地区は昔、阿賀水系の通船川(つうせんがわ)を渡る
要所でした。
川を船で渡る場所=川の渡し場という意味で、
河渡=こうどという地名になったようです。
一日市(ひといち)
これも読めないですよね~
同じく新潟市東区にある地名で、一日市と書いて「ひといち」
と読みます。
名前の由来は毎月1日に定期市が開かれていたことから
この名前になりました。
江戸時代から1889年(明治22年)まで実際に「一日市村」
が存在していました。
鳥原(とっぱら)
鳥原と書いて「とっぱら」と読むのは、
新潟市西区=旧黒埼町にある地名です。
1600年代=江戸初期には何と、新発田藩の領地だったそうです。
鳥原の名前に由来には2説あって、
渡来人の僧である「行基」(ぎょうき)が、
聖武天皇の病気治癒を願って仏像を彫っていたところ、
木の実を加えて備えた説。
川辺の野原の土砂が削り取られ取り払われた=取っ払われた
ことが由来の説。
見附(みつけ)
新潟県の中央部に位置する、中越地域の都市が
「見附市」(みつけし)です。

*イメージ画像。
見附市の名前の由来も2説あります。
川の氾濫などでたびたび水に浸かる場所を
「水漬け」「水漬く」と呼んだことが始まりとする説。
昔は城の出入り口や街道の要所に警備の番兵や見張り所を
設けていたことから由来する説。

ちなみに東京の「赤坂見附」や「四谷見附」も同様の由来とされています。
沼垂(ぬったり)
沼垂と書いて「ぬったり」とは、知らなければほぼ読めないと
思われる超難読地名の一つです。
沼垂の地名の由来は何と、飛鳥時代にまでさかのぼります。
大和朝廷が置いた古代の城柵に書かれた名前
「渟足柵(ぬたりのき)」は、日本書紀にも登場します。
「渟足柵(ぬたりのき)」は古い砦で西暦647年に作られました。
これはのちに転じて「沼垂」となったとされています。
まとめ
新潟県下越地方だけでも難読地名がいくつも出てきました。
調べればもっとあるでしょう。
難読地名は古くからの地名が多く、
名前の由来は諸説あってどれが有力かいまだわからないものも
あり、謎が深まりますが調べるほどに面白いですね。

