東京都青梅市の小学校の校庭で生活科の授業中に
児童や教員らがクロスズメバチに刺されて軽傷を負ったという
ニュースが報道されました。
クロスズメバチは主に土の中に巣をつくる習性があります。
巣を見つけたときに自力で駆除をすると大変危険な理由と、
ハチ駆除専門業者【ハチ110番】をご紹介します。
クロスズメバチはどんなハチなの?
クロスズメバチは体に白い線が入っているのが特徴のスズメバチの仲間です。
体の大きさは女王バチが15mm程度、働きバチが10~12mm程度と
他のスズメバチに比べて小型です。

クロスズメバチ。
体が小さいため、ハエと見間違えてしまうこともあります。
スズメバチというと攻撃的で獰猛というイメージがありますが、
クロスズメバチは比較的穏やかな性格とされています。
ただし巣に近づくと急に攻撃的になります。
今回青梅市の小学校での屋外活動では、児童が生活科の自然観察の一環
として「落ち葉拾い」をしていましたが、
その時地中に巣があることを知らずに近づいてしまい、
被害に遭ったものと思われます。
どこに巣があるの?
クロスズメバチは土の中に巣をつくります。
他にも屋根裏や木の中の空洞(樹洞)
に巣をつくることもあります。
また長く置きっぱなしのプランターや植木鉢の中、
建物の隙間、外壁のひび割れなどわずかなすき間にも巣を作ることがあります。
クロスズメバチは北は北海道から南は奄美大島まで広く分布し、
平地や低山地に生息しるので、ごく身近な場所で目にすることが多いかもしれません。
活動期間が長い
クロスズメバチの活動期間は長く、3月下旬から12月上旬ころまで
動き回ります。
一般的にスズメバチの活動期間は5月から11月頃までとされていますが、
クロスズメバチは寒さに強く、春まだ浅い時期から冬の初めまで活動します。
よって冬にスズメバチを見かけたらクロスズメバチと思っていいかもしれません。
刺されるとどうなる?
クロスズメバチは他にスズメバチに比べると毒性はあまり強くはありません。
ただし刺されると痛みや腫れが生じたりします。
また過去にハチに刺されたことがある人やアレルギー体質のある人は、
「アナフィラキシーショック」を起こす危険性があるため注意が必要です。
刺されたらどうすればいい?
もしハチに刺されたら、腰をかがめて低くしてすぐにその場を離れましょう。
手で払ったりするしぐさはハチを刺激することがあり、とても危険です。
まず毒針や毒のう(毒針が付いた内臓)を除去します。
毒針を抜く際は薄いカード状のものを使い、一辺を患部の周辺に押し付けて
毒針を浮かせるようにします。それから先端部をピンセットなどで引き揚げます。
指や爪で取ろうとするとかえって取れにくくなるのでやめましょう。
毒針を抜いた後または毒針がなかった場合は、爪や指でつねるように
して毒を出します。
その後冷たい水で傷口を洗い流します。
洗い流したら抗ヒスタミン軟膏(ムヒアルファEXなど)を塗ります。
こうした初動の処置で腫れや痛みを抑えることができます。
もし心配であれば医療機関を受診しましょう。
参考ページ:蜂に刺されたら病院へーハチ110番HPより
巣の見つけ方【自分で駆除できるものなの?】
クロスズメバチの巣は前述の通り、主に土の中や建物のわずかなすき間や
割れ目など、「こんなところにハチの巣が!?」というくらい
狭小な場所に営巣します。
クロスズメバチは他のスズメバチに比べて性格は穏やかではありますが、
巣に近づいたり踏みつけたりすると起こって攻撃してきます。
よって自分で駆除するのはリスクが高いため、もし見つけたら業者に頼んだ方が
無難でしょう。
業者に依頼する目安として、
巣の大きさが10センチ以上。
ハチが10匹以上いる。
ハチ駆除用に白い防護服を持っていない。
の3点が挙げられます。
防護服は必要なの?
「クロスズメバチの巣を見つけたけど業者に頼むほど大きくない」
という場合、自力で駆除に挑む方もいらっしゃるかもしれません。

ハチの駆除には白い防護服。
ハチ駆除用の防護服はネット通販などでも購入できますが、
値段が高く数万円する場合もあります。
頻繁に着るものではないので、わざわざ買うのは不経済かもしれませんね。
防護服を着たからと言って絶対にハチに刺されないわけではありません。
ただクロスズメバチの駆除をする際、防護服はないよりはあった方がいいです。
あくまで刺されるリスクを低減するためのものです。

おすすめハチ駆除業者【ハチ110番】
自分でクロスズメバチの巣を駆除するのは危険です。
アナフィラキシーショックによる死亡事故も発生しています。
リスクを避けるためにもプロに任せましょう。
クロスズメバチの巣を見つけたら【ハチ110番】へ!
全国のハチ駆除業者の中からお住まいの地域の業者を
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高所でもOK。
再発防止策も行います。
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スズメバチ駆除は出張料金込みで16,500円~。
見積もり無料。
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まとめ
土の中に巣をつくるクロスズメバチは、黄色スズメバチなどと比べて
体は小さいですが、刺されると痛みや腫れを生じることがあるほか、
アナフィラキシーショックを引き起こすこともあるため、
注意が必要です。
クロスズメバチの巣を見つけたら自力駆除よりは
専門駆除業者に依頼するのが無難です。

