【新潟東港についに出た】ヒアリはどこにいる?ヒアリについて知っておきたい4つの基礎知識

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新潟東港西ふ頭でヒアリが発見され、初めて新潟県内で確認されました。

ヒアリは毒性が強いため、刺されないよう注意が必要です。

ヒアリはどこからきてどこにいる?

ヒアリを見つけたらどうすればいい?

などヒアリについて知っておきたい4つの基礎知識をご紹介します。

ヒアリとはどんなアリ?

ヒアリというアリは今まで見たことも聞いたこともないという方も

多いかもしれません。

ヒアリは外来生物法により「要緊急対処特定外来生物」に指定されています。

ヒアリってどんなあり?

画像引用及び記事参考にしたページ:ヒアリの基礎情報ー環境省HP

 

ヒアリには、

●働きアリ

●女王アリ

●雄アリ

の3種類あり、それぞれ体長などの特徴が異なります。

 

体長 特徴
働きアリ 2.5~6mm程度 最も数が多く、人などを刺す。
女王アリ 7~8mm程度 羽化したときは翅があり、交尾後は翅を落とす。
雄アリ 5~6mm程度 体は黒っぽく翅がある。交尾の際は巣立ちをし数日で命を終える。

3種類のヒアリの中でも最も注意が必要なのが、「働きアリ」です。

働きアリが毒針で人を刺す

働きアリは毒針を持ち、人などを刺します。

働きアリの特徴を詳しく見てみると、

 

1.体はつやつやしていて赤茶色をしている。

腹部は黒っぽい。

2.体長に幅がある。(大きいもの小さいもの様々いる)

3.触角の先端が二節だけ膨らんでいる。

4.背中のあたりにとげがない。

5.腰のあたりにコブが2つある。

6.毒針を持ち人などを刺す。

東港で見つかったのは「ヒアリ」と確認

新潟東港で見つかったものは専門家により「ヒアリ」と確認されました。

県によると9月26日、環境省が新潟東港の西埠頭で毎年実施しているヒアリの侵入調査の中で調査業者がコンテナヤード上の舗装の継ぎ目から出入りする約20匹のアリを確認。

Yahoo!JAPANニュースより

あきほ
あきほ

横浜港など他県ではすでにヒアリが発見されていましたが、とうとう新潟にも上陸しました。

なぜヒアリが日本に入ってきたの?

ヒアリは南米中部に生息すするアリの一種です。

日本で初めてヒアリが確認されたのは、2017年6月のことです。

ヒアリは船や飛行機に詰まれた荷物コンテナに紛れ込み、

空港や港にたどり着き上陸しています。

 

何と1940年代からアメリカやカリブ諸島で確認されているほか、

2000年代にはオーストラリアやニュージーランド、中国、台湾

にも侵入しています。

 

海外から輸入した荷物の中にヒアリが紛れ込んでいる可能性もあり、

各家庭に届いた荷物の段ボールの中にヒアリがいたということも

あるかもしれません。

ヒアリは根絶できない?

ヒアリが定着した国では徹底的な駆除が行われていますが、

完全根絶には至っていません。

唯一根絶に成功したのが、初期段階で駆除を徹底させたオーストラリアです。

しかし根絶したからと言って、再度侵入を許しては元の木阿弥です。

オーストラリアでは再侵入に警戒を強めています。

 

日本でも国と関係機関が連携し、港などで定期的にヒアリ調査を行っています。

もしヒアリが見つかったら緊急駆除と継続的な監視調査で、

ヒアリの定着や増加を食い止めています。

 

オーストラリアの例でも分かるように、

ヒアリは早い段階での駆除と定着阻止が何より大切とされています。

ヒアリってどこにいるの?

ヒアリが定着したり生息している地域では、公園や緑地、芝生、畑などに

巣をつくっています。

 

ヒアリの巣=アリ塚はとても大きく、地下に大規模なトンネルを作ります。

何十メートルにも及ぶまるで迷路のような巣の中にはたくさんの部屋が作られ、

何十万匹ものヒアリが女王アリと生活をしています。

 

アリ塚は目立つくらいの大きさになるまで2~3年かかるとされていますが、

こうなると根絶はもちろん駆除ももはや大変困難です。

よって侵入した数匹のヒアリを発見した時点ですぐさま

駆除を行わなければ、爆発的な繁殖を許してしまいます。

ヒアリの定着で深刻な影響が出る

ヒアリの定着を水際で阻止するのが重要なのは、刺されることで人的被害が出ること

ばかりではありません。

 

人間の生活圏ではヒアリによる深刻な被害が懸念されています。

ヒアリが人間の生活空間に生息することで、

以下のような被害の可能性があります。

電気設備やインフラ被害

農作物への被害

屋外での活動の制限(ペットも含む)

生態系の破壊

 

ヒアリに刺されたらどうなる?

ヒアリに刺された際、毒による反応は個人差があります。

大半の人は焼けるような痛みやかゆみ、膿などの症状が出ます。

刺された後特に体調不良を起こさなくても、刺された部分を20~30分

濡らしたタオルや保冷剤などで冷やし、様子を見ます。

 

アレルギー体質の方の場合は、蕁麻疹が出ることもあり

さらに声枯れや激しい動機やめまいをはじめ、呼吸困難、意識障害などの

症状が出て体長が急変した場合は、アナフィラキシーショックの可能性

がありますので、すぐに救急車を呼ぶか医療機関を受診しましょう。

 

ヒアリを見つけたらどうすればいい?

ヒアリを見つけたらまず、絶対素手で触らないことです。

死骸であっても同様にとにかく手で触らないようにします。

市販のアリ用殺虫剤で駆除が可能ですので、常備しておくと安心でしょう。

 

ヒアリを見つけた時の連絡先は、

●環境省ヒアリ相談ダイヤル

(電話:0570-046-110、IP電話:06-7634-7300)

●県やお住まいの自治体

に連絡をします。

 

ヒアリを見つけた際、関係各所へ連絡をするとき注意したいのが、

●日時

●場所

●状況

をメモしておくことです。

また可能であれば写真を数枚撮影しておくのがおすすめです。

まとめ

とうとう新潟県でもヒアリが確認され、身近なところにまで迫ってきています。

ヒアリはいったん繁殖した数が増えると、駆除が極めて困難になります。

ヒアリを見つけたら環境省など関係各所へ通報するのはもちろん、

刺されないよう十分気を付ける必要があります。

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