
2026年はしかが流行っているって聞いたけど、どうやったら防げる?
はしかは東京都を中心に集団発生しており、
前年の4倍の患者数を記録しています。
新潟県でも感染者が急増しています。
はしかはどんな病気か、症状や予防方法、ワクチン接種などについて
調べました。
はしかは非常に感染力が強い病気
はしかは医学的には「麻しん(麻疹)」と呼ばれます。
麻疹ウイルスによるウイルス性感染症で、
きわめて感染力が高いのが特徴です。
その感染力の強さは新型コロナウイルスをもしのぎ、
空気感染・飛沫感染・接触感染で瞬く間に伝播します。
はしかは免疫を全く持たない人ではほぼ100%感染します。
一度感染し免疫を獲得すると、一生免疫が持続する
と言われています。
1970年代前半以前に生まれた人は免疫獲得!?
はしかの任意予防接種は1966年に始まり、
1978年には定期予防接種になりました。
昔は子どもが多かったこともあり、誰かがはしかになると
周囲にいた子どもはほぼ全員はしかにかかることがほとんどでした。
よって1970年代前半以前に生まれた方々は、
自然感染によりすでに免疫を獲得している可能性が高い
と言われています。
また1970年代後半~1980年代生まれの方々は、
自然感染または予防接種で免疫を持っている可能性が高い
とされています。
免疫不十分な世代がある
1978年~2005年生まれの方々は、免疫不十分な「空白世代」
と呼ばれることがあります。
1978年に始まった麻疹の定期予防接種は1回だけだったため、
充分な免疫を獲得していない可能性が指摘されています。
また2007年にはしかの大流行があり、翌年2008年からの5年間
追加接種の機会が設けられました。
その時期に当たる1990年~1999年生まれの方は2回
予防接種を受けている可能性があります。

母子手帳に予防接種の記録が記載されているので、確認してみましょう。
はしかの症状
大人がはしかに感染すると、重症化しやすいと言われています。
10~12日の潜伏期間を経て、発症します。
初めは咳や鼻水、のどの痛みなど風邪に似た症状が数日間続きます。
その後、口の中に白いブツブツができます。
それから39度を超える高熱と体中に発疹がでます。
重症化しなければ、1週間~10日ほどで回復します。
体にできた赤い発疹は黒ずんだようになりますが、
次第に消えていきます。
合併症に注意
はしかにかかると肺炎や中耳炎を併発しやすいとされています。
重症化すると脳症を引き起こし、ごく稀にですが死に至る場合もあります。
1歳未満の赤ちゃんは1歳を過ぎたら予防接種を受けることが
推奨されています。
また妊娠中にはしかにかかると、硫酸や早産、死産が3~4割の割合で
起こるため、妊婦さんは特にお気を付けください。
はしかの予防方法はワクチン接種
はしかはマスクや消毒、手洗いだけでは防ぎきれないほど
感染力が強く、防ぐ方法としては「予防接種」=
麻疹・風疹混合(MR)ワクチンが最も有効な予防法です。

ワクチンは皮下注射で接種。
ワクチン接種は1回だけではなく、2回の接種が推奨されています。
はしかにまだかかったことがない人は、
2回の定期接種を受けているかどうか、母子手帳で確認しましょう。
もし受けていない場合は受けることを検討しましょう。
(妊娠を希望する女性とその家族は特に)
はしかにかかったことがあるかわからない…
はしかにかかったことがあるかどうかわからない、
免疫が付いているかどうかわからない、という方は、
血液を調べる「抗体検査」を受けると良いでしょう。
この場合の採血検査は保険適用外なので、実費がかかります。
なぜ今流行っているの?
はしかが今流行している理由はいくつかあります。
一番の理由はやはり驚異的な感染力の強さ
かもしれません。
ちなみにはしかは5年周期で流行しているともいわれています。
前回の大流行は2008年ごろとされています。
理由1 インバウンドの増加
コロナ渦の後、海外渡航制限などが緩和され
再び国内外の人や物の往来が活発になりました。

インバウンドの増加で海外から麻疹ウイルスが持ち込まれた。
そのため麻疹ウイルスが日本国内に持ち込まれ、
はしかが広まったと言われています。
理由2 10代~20代の感染増
前述しましたが、過去に麻しん予防接種を受けていないまたは
摂取が1回だけという「免疫を持たない、または不十分な世代」が
今の10代20代の方々です。
こうした若年層がはしかに感染しているケースが増えています。
理由3 爆発的な感染力
はしかは空気感染しますので、マスクをしていても感染は防げません。
その驚異的な感染力はインフルエンザの10倍に相当し、
1人の麻疹患者がいると、12~18人に感染すると言われています。
まとめ
2026年ははしかが流行し、感染者が増えています。
子どもの病気と思われがちな「はしか」ですが、
実は感染者の半数以上が大人と言われています。
1978年~2005年までの間は定期接種が1回だけの時代が続いたので、
この年間に生まれた方は免疫が十分に獲得できていない可能性が
指摘されています。
大人がはしかに感染すると重症化する可能性があり、
特に妊婦さんはリスクが高まるため、注意が必要です。
ご自身の母子手帳を確認し、2回のワクチン接種を受けていない場合は
接種することが勧められています。



