ビートルズの作品は名曲の宝庫!ピアノで弾きたいビートルズのおすすめ曲【10選】をご紹介します。
ビートルズの曲を聴くだけでなく、ピアノ演奏に挑戦して楽しんでみませんか?ピアノ初心者でも弾きやすい、特に人気の高い「Let It Be」や「ヘイ!ジュード」「オブラディオブラダ」などについて個人的な感想を交え、解説しています。
ピアノで弾きたいビートルズの人気曲【10選】
ご存じの通り、ビートルズはイギリスが生んだ20世紀最高のポップス・ロックバンドで、
1962年のデビューから1970年に解散するまで、数多くの曲を発表してきました。
まさに名曲の宝庫と言われるほど、素敵な曲がたくさんそろっています。
誰もが一度は耳にしたことのあるあの有名な曲、何度聞いても色あせることのない名曲、
ランキングで必ず上位に選ばれる超人気曲など、ピアノで弾きたいビートルズの曲10曲
を厳選しました。
・ヘイ・ジュード
・Let It Be
・Oh!daring
・Martha My dear
・Your Mother Should Know
・In My Life
・Lady madonna
・Penny Lane
・Ob-La-Di, Ob-La-Da
・You Never Give Your Money
永遠の名曲「ヘイ!ジュード」
ヘイ!ジュード(Hey!Jude)は、
『ザ・ビートルズ1967年〜1970年』(The Beatles / 1967-1970 )=いわゆる青盤
に入っている曲の1つで、ポールマッカートニーがメインボーカルを務めています。
最初はピアノの弾き語りで始まり、続いてバンドの演奏が続きます。
「ヘイ!ジュード」は、ポールがジョン・レノンと前妻の間に生まれた長男・ジュリアンを励ます曲と言われています。
美しく印象に残りやすいメロディーラインに、ラストのソウルフルなポールのボーカル、
確かに聞いていると元気が出てくる曲の1つです。
知らない人はいない?名曲「Let It Be」
老若男女問わず、この「Let It Be」を聞いたことがないという人は、恐らくいないのでは?
というくらい超有名な曲です。
1970年発表のビートルズのラストアルバム「Let It Be」に収録されています。
実は「Let It Be」の方が先に制作され、本当はアルバム「アビー・ロード」が最後に制作されたことをご存じでしょうか?(発売はアビー・ロードが1969年、Let It Beが1970年)
「Let It Be」の出来があまりにひどいため、解散する前に、もう少しいい作品を作ろうということになり、「アビー・ロード」が制作されました。
確かに「アビー・ロード」は聴きごたえのあるアルバムで、ビートルズの作品の中でも人気が高いものです。それだけいい作品に仕上がっています。
話がそれましたが、「Let It Be」のイントロはピアノの弾き語り調、際立つピアノの存在感とポールの表現力豊かなボーカルに、ハートをぎゅっとつかまれる曲です。
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ソウルな曲調がかっこいい「Oh!ダーリン」
「Oh!ダーリン」も、ピアノが効果的に使われている曲の1つです。
ポールの力強い歌声、そしてちょっとスロー気味のソウルフルな演奏。
ビートルズはチャック・ベリーやリトル・リチャードなどの黒人音楽の影響を受けており、それが色濃くにじんだ格好いい曲です。
「ピアノで弾いてみたい」と思う人が多いのも納得!です。
ちなみに「Oh!ダーリン」は、1969年発表のイギリス公式盤「アビー・ロード」に収録されています。
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愛犬のことを歌った「Martha My Dear」
ビートルズの2枚組アルバムで1968年発表のいわゆる「ホワイトアルバム」に収録されている
「Martha My Dear」(マーサマイディア)は、ポールが当時飼っていた雌犬「マーサ」のことを歌った曲です。
この曲もイントロがピアノで、バイオリンなど弦楽器やトランペットも演奏に使われており、なんとなくクラシック調な感じもするのですが、途中で切れのいいギターサウンドも入ってきて、何度聞いても飽きさせません。
美しくメロディーラインで、「マーサ、おばかさんだな~」と愛犬のことを優しく歌っています。
Your Mother Should Know
この曲は1967年に放映されたTV映画「マジカルミステリーツアー」の挿入歌で、同名のアルバムに収録されています。
ポールが書いた曲で、母親の気持ちが理解できない娘の感情=ジェネレーションギャップを題材にしています。
私は中学生のころ初めてこの曲を聴き、歌詞の意味は分かりませんでしたが、すごくいい曲だと思いすぐに気に入りました。
ちなみに「マジカルミステリーツアー」は、アルバム自体は素晴らしい曲がたくさん入っていて、聴きごたえがありますが、TV映画の方は放映当初、あまり評判が芳しくなく、「ビートルズの初の失敗作」などと酷評されました。(泣)
間奏のピアノソロが圧巻・In My Life
「In My Life」は、1965年に発表されたビートルズ6作目のアルバム「ラバー・ソウル」に収録されています。
ジョン・レノンいわくこの曲は、「初めて自分の人生を意識して書いた曲」ということで、
リバプール時代も含め、今まで出会ってきた人たちやなじみのあった場所などを振り返る、ちょっとノスタルジックな曲です。
曲の間奏に印象的なピアノソロがあるのですが、これを弾いているのはこのアルバムのプロデューサー・ジョージ・マーティンというのは、あまりに有名な話です。
「In My Life」がビートルズのピアノ曲として人気が高い理由は、このピアノソロのおかげかもしれません。
R&Bのクールな曲調・Lady Madonna
1968年発表の2枚組アルバム「Tha Beatles」(通称ホワイトアルバム)に収録されている「Lady Madonna」。
この曲はポールの楽曲で、イギリス・リバプールで働く労働者階級の女性をモデルにしていると言われています。
軽快なピアノに加え、バックコーラス、間奏に入るサックスが相まって、ブギーな雰囲気の曲です。
ビートルズのふるさとを歌った曲・Penney Lane
「ペニー・レイン」は1967年に、「ストロベリーフィールズフォーエバー」と両A面のシングル盤として発表された、明るくて一度聞くと大変印象に残る、覚えやすい曲です。
アルバムでは、「マジカルミステリーツアー」に収録されています。
ペニー・レインはビートルズメンバーのふるさと・リバプールにある通りの名前です。
ペニー・レイン自体ビートルズの聖地の1つとなっており、曲中に登場する床屋さんや銀行は今も健在とか。
間奏のトランペット演奏は「ピッコロトランペット」によるもので、BBCクラシックコンサート中継を見たポールが着想を得て採用、実に効果的に使われています。
音楽の教科書にも掲載されたことがある・オブラディ・オブラダ
オブラディオブラダは、以前学校の音楽の教科書にも載っていたことのある有名な曲で、軽快なピアノで始まる明るくポップな曲です。
1968年発表の2枚組アルバム「ザ・ビートルズ」に収録されています。
オブラディオブラダとは、ナイジェリアのヨルバ族の言葉で「人生は続く(Life Goes On)」という意味です。
歌詞は、「市場で働くデズモンドが、クラブ歌手のモリーに恋をして結婚する」というのが大まかな内容で、ポールの楽曲です。
短くともかっこいい曲・You Never Give Your Money
「You Never Give Your Money」は、1969年発表のアルバム「アビー・ロード」に収録されています。
この曲もピアノから始まる曲で、
アルバム「アビー・ロード」はビートルズのアルバムの中でも大変人気が高いのですが、その理由の一つが「You Never Give Your Money」も入っているB面にあります。
B面は「You Never Give Your Money」からラストの「Her Majestey」までは、メドレー形式となっています。
このメドレーが圧巻!!
一定の緊張感を保ったまま、次の曲への転換は息もつかせず聴かせ、流れに一切のもたつきがないので、私は何度聞いても「すごいな~」としびれてしまいます^^
ぜひ一度聞いてみてください。ピアノで弾きたくなること請け合いです。
ちなみに「アビー・ロード」のアルバムジャケットは発表当時、大変話題になりました。
4人が横断歩道を渡っている写真が使われていますが、何とポールが靴を履いていおらず、裸足なのです。
また後ろに写っている車のナンバーが「IF28」ということから、「もし28歳になったら」という意味にとられ、裸足であることと絡め、ポール死亡説なるものが囁かれたことも・・・(もちろん根拠のないことなのですが)
アルバムジャケット1つとっても、何かと話題になるビートルズ、
上記にご紹介した曲以外にも、まだまだピアノで弾きたい曲はたくさんあります。
ぜひ、いろいろなビートルズの曲を聴いてみてくださいね。